天皇皇后両陛下が8日、元日本の植民地で太平洋戦争の激戦地だったパラオ共和国に到着した。同日夜に開かれた晩餐会には、パラオのレメンゲサウ大統領に加え、同じく植民地だったミクロネシア連邦とマーシャル諸島の大統領夫妻も出席。天皇陛下は、「ここパラオの地において、私どもは、先の戦争で亡くなったすべての人々を追悼し、その遺族の歩んできた苦難の道をしのびたいと思います」とお言葉を述べられた。 両陛下は、9日に激戦地のペリリュー島を訪れ、慰霊碑に献花をされる予定だ。主な海外メディアは、今回のご訪問の主目的はこの慰霊にあると、「日本の天皇が第二次大戦の戦場に向かう」(ロイター)、「日本の天皇が元植民地のパラオを第二次大戦絡みのミッションで訪問」(AFP)などと報じている。また、オーストラリアの公共放送局ABCは、ペリリュー島の洞窟の一つが70年ぶりに封鎖を解かれ、日本兵のものと思われる6体分の遺骨が見つか
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