大阪市内の公園から野良猫が減っている。地域住民らのボランティア団体が市と協力し、不妊・去勢手術を施すなど「TNR活動」と呼ばれる取り組みを進めた結果という。ネコは多産で、放置すると野良猫は際限なく増加。鳴き声や糞尿で近所迷惑となり、行く末は殺処分だ。同活動で処置した野良猫は「一代限りの命」となってしまうが、ボランティアらは「殺処分を防ぎ、寿命を全うさせてあげたい」と話し、動物愛護団体なども活動を後押ししている。 ■さくら耳のネコ 大阪市西区の靱(うつぼ)公園。缶詰を皿にあけると、おなかを空かせたネコが集まってきた。どれも片耳の先端がV字にカットされ、桜の花びらのようになっている。 「あれは不妊・去勢手術が済んだしるし。『一代限りの命』をボランティアで面倒をみて、地域との共生を目指しているんです」。こう話すのは、ボランティアグループ「うつぼ公園ねこの会」のメンバー、岡崎千恵子さん(62)だ。
![野良猫、大阪市内で減る 不妊・去勢手術が奏功 目印は「さくら耳」(1/3ページ) - MSN産経west](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3eb6af808901323095f581dbce2fb04b096e7cc8/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fsankei.jp.msn.com%2Fimages%2Fnews%2F140129%2Fwlf14012911460006-n1.jpg)