「日本の金持ちの税金は世界一高い」論の間違い 今年も確定申告シーズンを終えたが、毎年税金に頭を悩まされている方も多いことだろう。しかし、それは庶民ならではの悩みかもしれない。金持ちというのは、庶民が及びもつかないような際どい“節税”術を使い、課税を逃れ、ケタ違いの金額を蓄えていたりするのだ。 「日本の金持ちの税金は世界一高い」などと言われることがある。 だが、それは名目的には正しいが、実質的には間違っている。 確かに、税率だけを見れば、所得税の最高税率は45%、相続税の最高税率は55%であり、日本の高所得者、資産家の税金は世界的にとても高い。が、それは、金持ちが、ちゃんと税率どおりに税金を払っていれば、の話である。 金持ちはあの手この手を使って税金を逃れており、実質の負担率は先進国に比べてもかなり低いと見られているのだ。 昨今、パナマ文書などで、「タックスヘイブン」が話題になった。タックス
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