前回は、フェイルオーバークラスタリングの概要と共に、SQL Server 2005で環境を構築する際の制限事項と利用できる機能について説明しました。今回からは、実際にSQL Server 2005でフェイルオーバークラスタリングを実現するために必要な事前準備について説明します。 前回でも簡単に触れましたが、SQL Sever 2005におけるフェイルオーバークラスタリングを実現させるには、「Active Directory」と「Microsoft Clustering Services(MSCS)」「複数台のサーバ」が用意されていることが前提条件となっています。 物理的に複数台のサーバを準備するのは、コストだけでなく時間の面でも非常に多くの労力を費やすことになります。そこで今回は物理的に複数台のサーバを用意せずに、MicrosoftのVirtual Server 2005を利用して仮想的に
SF.JP Magazineで「Webインタフェースでマシンを監視する4つの方法」という記事が掲載されています。Webインタフェースを持つ4つのサーバ監視ツール(collectd、Cacti、Monitorix、Munin)の特徴をそれぞれ解説した記事で、筆者は記事の末尾で以下のように述べています。 データをじっくりと分析する場合や、管理者以外のユーザからもシステムの統計情報を参照できるようにする場合は、最初にCactiをあたるのがよさそうだ。すでに十分な負荷がかかっているシステムで情報収集を行うなら、システムに与える影響の小さいcollectdを試せばよい。また、多数のノードで個別のアプリケーションパッケージを使って情報を集めるMuninは、同じようなマシンで構成される小規模なグループの監視に向いており、1台しかないサーバの状態を手っとり早く把握したければ、とりあえずCactiかMoni
Perlで書かれており、RRD Toolと連携して、サーバに関するあらゆる情報をグラフ化し、HTMLを作ってくれます。MRTGよりも圧倒的にインストールも設定も簡単。グラフ化する対象はプラグインで簡単に拡張可能。 グラフ化できるのは、初期状態でディスク使用量・MySQL・IOstat・トラフィック・プロセス数・VMstat・CPU温度・CPU使用率・ロードアベレージ・メモリ使用率・スワップ・Netstat・HDD温度など。プラグインを追加することでさらにApacheのロードタイム・メールキュー・Asterisk・NFSクライアント・BIND・ColdFusion・DNSキャッシュ・MySQLの各種数値・PostgreSQL・印刷キュー・ProFTP・Qmail・電圧・S.M.A.R.T.・SpamAssassin・Tomcat・Tor・Windows Server・VMware・Xenなど
Windows Server 2008で運用管理はどう変わる? 2008/04/28 井上孝司
Lifehackerを見ていたら「Lifehacker Top 10: Top 10 Ways to Put Your Remote Server to Good Use」という記事が目についた。個人でサーバーを持っている人が、ウェブホスティング・メール以外で、どう使いこなせばいいのかという10通りの例が紹介されている。 10. データのバックアップ まあ、普通にやってるかな 9. 個人でWiki/Blog/写真共有サイトを持つ このサイトはWordpress Tuned。やれることの幅が広くなる 8. Gmailのデータのバックアップ fetch mailでサーバーにバックアップを取ってしまう。他のPOPでも可能 7. ブックマークや文書ファイルをサーバーと同期する なるほど。僕は.macを使用しているが、DYIでもいいかも 6. リモートドライブとしてPCでマウントする Winにはいろ
WebニュースサイトのBetaNewsは5月24日(現地時間)、「Top 10 New Features in Windows Server 2008」と題する記事を掲載した。ここでは、その内容を簡単に紹介したい。 BetaNewsが選んだトップテンは、以下のようになっている。 10位:The self-healing NTFSファイルシステム DOS時代からずっと、ファイルシステムのエラーは、修復のために一度そのボリュームの利用を停止しなくてはならないということを意味していた。Server 2008では、新しいシステム・サービスがバックグラウンドで動作しており、ファイルシステムのエラーを検出し、修復プロセスを自動的に実行する。この間サービスダウンは発生しない。 9位:パラレル・セッションの生成(Parallel session creation) 以前は、セッションの生成は逐次的な処理で
Microsoftは米国時間の4月12日、セキュリティアドバイザリーを公開し、Windows DNS Serverに存在する新たな脆弱性について警告した。 4月の月例パッチをリリースした直後から、Microsoftは複数の新たなゼロデイ脆弱性に悩まされているようだ。Microsoftは米国時間の4月12日、Windows DNS Serverに存在する、新たなゼロデイの脆弱性の調査を進めていることを明らかにした。 同社のアドバイザリーによると、脆弱性が存在するのはWindows 2000 Server Service Pack 4とWindows Server 2003 Service Pack 1/2。Windows VistaやWindows XP SP2は影響を受けない。 脆弱性が存在するのは、Windows 2000 ServerやWindows Server 2003で動作するW
仮想化は、コンピューティングリソースの利用についての考え方を根本的に変えつつある。2006年には、通常なら新しいITに飛びついたりしない企業の間でも、仮想化の導入が急速に進んだ。こうした動きは、仮想化のメリットが魅力的なことを示しているが、その一方で、企業のIT部門にとってある種危険な状況をもたらす。 仮想化は意味の広い言葉であり、コンピューティングリソースを抽象化する幾つかのアプローチを指す。そこで、これらのアプローチそれぞれの違いを理解し、この用語の乱用が見られる現状を認識し、仮想化が今後10年間でインフラをどのように変えるかという見通しを持つことが、極めて重要になる。 以下では、マーケティング関係者が仮想化という言葉を誤用して人々に誤解を与えていることを指摘する。また、実にさまざまな形で語られている「サーバの仮想化」と「OSレベルの仮想化」という2つの言葉、そして技術について見ていく
Windows Server 2003の新機能の1つに、「ボリューム・シャドウ・コピー・サービス(VSS)」がある。VSSの基本的な機能は、ボリューム上のファイルを使用中であるかどうかに関わらず、その「スナップショット(現在の状態)」を作成して、それをバックアップしたり、コピーしたりできるようにする機能である。VSSの詳細については関連記事「可用性を向上させるVSS」を参照していただきたい。 このVSSの機能を利用して、「削除してしまったファイルや、上書きしてしまったファイルの復活」を行うのが「共有フォルダのシャドウ・コピー」機能である。ファイル・システムに加えられた追加や削除、変更などの履歴を定期的に記録しておくことにより、過去の任意の時点でのファイル・システムの状態を復元させ、削除されたファイルや上書きする前のファイルの内容などを復活させることができる。 削除してしまったファイルの復活
米Microsoftは6月14日(米国時間),米ボストンで開催中の「TechEd 2006」で「Windows Server Longhornに備えるべき10個の理由」と題するセッションで,Longhorn Serverの新機能の概要を説明した。Longhorn Serverは2006年下期に公開ベータ版(Beta 3)が,2007年中に製品版が出荷される予定である。Microsoftが主張する10個の「メリット」とはどのようなものであろうか。 (1)サーバー・セキュリティの改善 同社Windows Server部門シニア・テクニカル・プロダクト・マネージャのWard Ralston氏が最初に挙げたのは,セキュリティの改善である。まず,Windows VistaやLonghorn Serverでは,LocalSystem権限(システム権限)で動作するOSサービスの数が大幅に減少する(図1)
Windows ServerのDFS(分散ファイル・システム)を利用すると、物理的なサーバの配置にとらわれず、(複数の)ファイル・サーバ上の共有フォルダを統合して管理することができる。共有フォルダを提供するサーバが変更されても参照するためのリソース名(UNCパス名)を変える必要はないし、常に同じDFSルートに接続するだけで、複数のサーバへアクセスできるので便利である。 DFSで共有フォルダを設定する場合、DFSルートとして、「スタンドアロンのDFSルート」と「ドメイン・ベースのDFSルート」の2種類が選択できる。前者の場合は、クライアントからは「\\サーバ名\DFS名」として参照できるが、後者の場合は「\\ドメイン名\DFS名」として参照できる。スタンドアロンのDFSルートはドメイン環境で利用してもよいが、ドメインで運用しているなら、ドメイン・ベースのDFSルートを利用するのがよい。特定の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く