FC東京U-18からアメリカ留学の道を辿ったGK高瀬和楠の挑戦「ただのサッカー選手にはなりたくない」 2019.06.12 「サッカー選手がサッカーだけをする時代はもう終わったと思う」。そう語る高瀬和楠は、同年代の他の選手とは少し違った視点でサッカーと向き合っている。だからこそ、FC東京U-18を卒団後、アメリカにサッカー留学するという異色の挑戦に迷いはなかった。「ただのサッカー選手にはなりたくない」彼が思い描く未来図とは――。 「プロになる」か、「国内の大学でサッカーを続ける」か――。クラブユースを卒団した高校生の大半は、この2つのいずれかの道を辿る。しかし2018年夏、FC東京アカデミー出身のGK高瀬和楠は、海外留学という“第3の選択肢”を選び、アメリカ・フロリダ州にあるサウスフロリダ大学に進学した。 「高校に入ったばかりの頃は、勉強なんか全然していなくて、サッカーだけやってればいいや