麻生太郎副総理兼財務大臣は12日、政府と与党は、過去最大となる96.34兆円の2015年度予算の概要を決めた、と述べた。新年度予算は、14日に内閣が正式に承認し、次期国会に提出予定だ。 ◆2015年度は増収の見通し 2015年度の税収は、消費税増税や円安による企業の利益増加で、過去24年間で最高額の54.53兆円が見込まれている。これは、予算の約57%を賄える数字だ(2014年度は約52%)。国債発行額は36.86兆円に減少。3年連続の減少で、過去6年間でも最低だ。 これらの数字から、麻生氏は、15年度に基礎的財政収支の赤字を半減させるという目標を達成できるだろう、との見通しを述べた。 防衛費は、3年連続で増加し5兆円(前年比2%増)、公共工事予算は、前年度と同じく6兆円となるようだ。社会保障費は、1兆円増加の31.5兆円となり、内容は高齢化に対応するための医療費や育児支援の予算を増額して
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