2007年08月12日13:53 カテゴリ為替FX 世界の政治は、円安を容認へ。 日米欧の中央銀行が、そろって市場に資金を供給。これで8月の日銀による利上げは消えました。短期の金利市場は、すでに7割ほど利上げの見送りを織り込んでいるようです。いまごろ欧州の政治家たちは、腹をくくっているかもしれません。1ユーロが170円を超える展開を。これだけ株安と円高との連動がハッキリしてきたら、もう誰も円キャリー・トレードを批判できない。私は2007年のうちに1ドルが130円を超えると思います。 7月に福井総裁は、「自分の家の庭先だけをキレイにしておくわけにはいかない」と述べて、次の利上げを示唆していました。「庭をキレイにしておく」とは、円安を維持し、輸出に有利な状況にしておくこと。もう日本ほどの経済大国になれば、グローバル経済の中で自国の通貨が果たす役割を無視することはできないのです。おそらく1USD