サーバ内蔵のハードディスクというと、これまでは3.5インチでSCSIを採用しているものが圧倒的に多かった。これは、信頼性とディスクの本体サイズ、性能面のバランスが優れていたことによる。ここ3年ほどは、エントリ・クラスのサーバでは、3.5インチのIDEインターフェイスを採用したハードディスクを搭載する例も増えてきたが、ミドルレンジ以上では圧倒的にSCSIが主流であった。この状況は、5インチから3.5インチに移行した15年ほど前から変わっていない。 クライアントPCのハードディスクがIDEからシリアルATA(SATA)に移行しつつあるように、サーバに内蔵されるハードディスクも大きく変わり始めようとしている。ここでは、今後のサーバのハードディスクの移行状況について解説しよう。 サーバ内蔵ハードディスクはSCSIからSASへ 年々、ハーディスクの容量や性能は向上する一方、ハードディスク・インターフ