6月7日に発生した富士通館林システムセンターの電源装置故障について、『日経コンピュータ』7月5日号が「ホットニュース」欄で速報した。 6月7日の早朝から十数時間にわたって複数の銀行や事業会社で発生したシステム障害が、いずれも富士通のデータセンター「館林システムセンター」で起きた電源設備故障に起因していたことが分かった。同センターでは6月7日午前5時57分に、無停電電源装置(UPS)が1台故障。障害回避策が機能せず、同センターの7%に相当する範囲で電力の供給が絶たれた。この影響で、同センターを利用する東京スター銀行の全てのATM、サークルKサンクス子会社でりそな銀行などとATMを共同運用するゼロネットワークスの一部ATMが午後9時まで停止した。また、ソニー銀行の全システムが同日午後1時まで停止した。ニフティのクラウドサービス「ニフティクラウド」の管理ポータルや一部の顧客用サーバーもダウンした