糞ネット弁慶ブログに表題の ICML2012 論文 "Machine Learning that Matters" が紹介されていて,「機械学習やってる人は皆読むべきだと思う.」と書いてあったので読んでみました. 英語はしんどいのでブログ内の日本語訳をベースにします. 全体としていろいろまっとうなことが書いてあるのですが,個人的には「こんな方向ばっかり進まれると辛いなー」というのが正直な感想なのでその路線で意見を述べてみます. まあ私が機械学習研究者を代表しているとも到底思えませんので,一個人のたわごとだと思って読んでいただければ幸いです. さて,この論文の基本的な主張は,「機械学習と実世界の間には乖離があるからそれを埋めるような研究の進め方をするべきべきべき!」ということです. うちの職場でも,「基礎研究と応用の間の死の谷を乗り越えるために本格研究(←たぶん造語)しましょう」というキャッ