http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/10/post_bcc0.html で、これは面白いだけでなく重要な話で、関連で、昨日、コメントアウトした部分を復活させてみる。 で、ネオダーウィニズムの中でも、ドーキンスのストーリーなんかは「中の人」を作ってしまっている。つまり、彼の場合は「利己的な遺伝子」がデザイナーということになる。かれはわかってやっているんだろうけど、そこには抜きがたく目的論的=神学的語りが残存してしまう。むしろ現代の生物学はだから、セントラルドグマは崩れ、たんぱく質の重要性に着目し、西欧形而上学的な、本質=発現モデルではなく、相互作用=交渉モデルのほうに近い。 思うに、知的なものをより知的なもので説明しようという欲望は、新プラトン主義的な流出論モデルがあるんじゃないかという気がする。派生物はだんだん劣化するとい
(07/18)私はいかにしてニセ科学批判者と呼ばれるに至ったか (07/17)産総研がバイオインフォマティクスのワークショップを開催するようです (07/12)IBMがゲノムビジネスに本格参入するらしい (07/11)ホメオパシー助産師のビタミンK2の問題が裁判になった (07/04)日本トンデモ本大賞2010オープニングムービー (07/03)トゥーリオ・シモンチーニのがん治療についてのまとめ (03/29)『「トンデモ」批判の政治性と政治の未来』にコメントしてみる (03/24)ニセ科学商品バイオラバーについてのまとめ (03/23)正しい目薬のさし方 (03/21)科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる はじめにお読みください(1) サイエンスニュース(122) 宇宙開発・天文ニュース(78) サイエンストピックス(57) バイオニュース(155) バイオインフォマティクス(17
■科学すら「道徳的」でなければならんと考える人たち すでに話題になりまくってますが。 ■「反進化論」米で台頭 渡辺久義・京大名誉教授に聞く そりゃ進化論であれ何事であれ「絶対」などというものはないと思っていたほうがロマンがあるし、もしかしたら人類は宇宙人に作られたのかもしらんけどさ、下のような発言を読んでいると、けっきょくのとこ、この人たちは「人類はサル(と同じ先祖)から進化した」ってのが気に食わないんだろうなと。人間様はそこらをうごめく動物どもとは違うのだぞと。 それに「生命は無生物から発生した」「人間の祖先はサルである」という唯物論的教育で「生命の根源に対する畏敬(いけい)の念」(昭和四十一年の中教審答申「期待される人間像」の文言)がはぐくまれるわけがありません。進化論偏向教育は完全に道徳教育の足を引っ張るものです。 このような教育に対し、日本神話の再評価を訴えている作家・日本画家の出
kikulog 記事一覧 カテゴリー別記事一覧201410 2014/10/22 江本勝氏の死去 201409 2014/09/12 生協の「書評対決」の書評 201407 2014/07/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」サポートページ 201406 2014/06/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」訂正箇所 201404 2014/04/23 朝日新聞に書評が出るようです [kikulog 647] 2014/04/09 理研CDBの騒動について [kikulog 646] 2014/04/07 博士論文中での剽窃について [kikulog 645] 201403 2014/03/17 「いちから聞きたい・・」のあとがき [kikulog 644] 2014/03/03 論文: Structural flexibility of intrinsically disord
休暇に持っていったもう一冊の本はIn the Blink of an Eye. Oxford大学のZoologist、Andrew Parkerによるもの。 カンブリア紀が始まる5億4千4百万年前には、動物のPhyla(分類学上「門」と訳される種類)はたった3つしかなかったのに、たった5-600万年のカンブリア紀の間に一気に38にまで増え、その後は増えることなく現在に至る、という「カンブリア・ビッグバンの謎」を追ったものである。 筆者が提唱する謎の答えは、「カンブリア初期に視力を持った動物が初めて誕生、これがその視力を武器にpredatorとして他の動物をがんがん食べ始め、それと対抗するために、他の動物も保護色の獲得など様々な変貌を遂げたために、一気に爆発的進化が起こった」というもの。 本としては、著者の方には申し訳ないのだがちょっと退屈。Natureかなにかで数ページの論文で発表してくれ
生命の樹: すべての生物には血縁関係があります。その関係はちょうど家系図のようなもので、枝分かれした図で表わすことができます。それをダーウィンは生命の樹と呼びました(「種の起源」上下 岩波文庫 を参考のこと)。 生命の樹についてもう少し詳しく→ このコンテンツでは身近な動植物を例にして生命の樹の枝ぶり、つまり生物の間にある血縁関係を見ていきます。 生物とは?: 生物/Organizumu/オルガニズムとは定義がむずかしいものです。そもそも生物を定義することは不可能であるという意見もあります(多分、そうなのでしょう)。ともあれ、ここではDNA、あるいはRNAを遺伝子として持ち、それを包み外部と区分けする細胞で身体ができている、という程度の意味で使います。少なくとも地球の生物の身体は遺伝物質以外はタンパク質や脂質で作られており、なかには炭酸カルシウムやリン酸カルシウム、セルロースなどで身体を補
『ザ・シムズ』作者の新作は進化シミュレーション(上) 2005年5月25日 コメント: トラックバック (0) Daniel Terdiman 2005年05月25日 ロサンゼルス発――長年、ウィル・ライト氏はゲーム業界でも最も独創性にあふれた制作者の1人として称賛を集めてきた。 ライト氏は『シムシティ』を皮切りに、次々とヒットを生み出してきた。拡張パックも数多く出ている『ザ・シムズ』は、パソコンゲームのシリーズとしては史上最大のベストセラーだ。 そして来年には、米エレクトロニック・アーツ(EA)社から、ライト氏が次の傑作にしようと意気込んでいる『Spore』が発売される。この作品を、一部のゲーマーは「シム・エブリシング」(Sim Everything)と呼んでいる。 『Spore』は、生命の誕生から進化の段階を追い、世界全体をプレイヤーがコントロールするゲームだ。 プレイヤーは単細胞生物
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