【2011年8月9日 NASA / ヨーロッパ宇宙機関】 火星には、現在でも液体の水が存在し、北極の氷が季節ごとに状態変化する様子が見られることが、アメリカとヨーロッパそれぞれの探査機の画像からわかった。固体の水は既に確認されていたが、液体の水の存在を示唆する画像は今回が初めてだ。 液体が流れたと思われる領域。下に見える黒っぽい筋が夏の間だけ見られ、何か液体のようなものが流れたと考えられる。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/Univ. of Arizona) 火星上で水やその痕跡が見つかっている場所を示した地図。白い点は氷が発見された場所、赤い点は塩化物(塩水の水分が蒸発して残ったと考えられる)が見つかっている場所、青い点は今回発見された水が流れた痕跡が見られた場所を示す。大地の色は火星の標高を表しており、北半球全般が低いことから、ここにはかつて海があったと主張する研