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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (171)

  • エンケラドスの地下海に大量のリンが存在

  • 月はほんの数時間で作られたかもしれない

    地球に別の原始惑星が衝突して月が生まれたという仮説を、過去最高の解像度のシミュレーションで検証したところ、従来の予想よりはるかに速く、数時間で月が形成されるという結果が得られた。 【2022年10月11日 NASA】 月が生まれた原因に関する最も有力な仮説がジャイアントインパクト(巨大衝突)説だ。この説によれば、地球が作られて間もないころに、火星ほどの大きさの天体「テイア」が衝突し、飛び散った物質の中から月が形成されたとされる。 地球にテイアが衝突して月が誕生する過程をシミュレーションで再現しようとする研究は何度も行われてきたが、ほとんどの場合、飛び散った破片が軌道上で集積して月が形成されるまでは数か月から数年かかることが示唆されている。これに対して、NASAエイムズ研究センターのJacob Kegerreisさんたちの研究チームは、月はわずか数時間でできたとする論文を発表した。従来のシミ

    月はほんの数時間で作られたかもしれない
  • ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の初成果

    NASAは、調整が完了したジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による初めてのフルカラー画像などの成果を発表した。 【2022年7月14日 NASA】 NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)は昨年12月25日の打ち上げ後、その性能がフルに発揮できるように半年間にわたって展開と調整が続けられてきた。7月12日、最初のフルカラー画像(赤外線観測データをもとにした擬似カラー画像)および分光観測データが公開された。 「日、人類がこれまでに見たことのない、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による画期的で新しい宇宙の景色を披露いたします。これまで撮られた中で最も深い宇宙の眺めを含むこれらの画像は、私たちがどのように問えばよいかすらわかってない疑問にウェッブがどう答えてくれるかを示しています。その疑問を通じて、私たちは宇宙およびその中の人類の居場所についてよりよく理解できるでしょう」(NASA長官

    ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の初成果
  • オシリス・レックス、地球に向け帰還開始

    5月11日にNASAの探査機「オシリス・レックス」が小惑星ベンヌを出発し、地球帰還に向けた2年半の旅を開始した。 【2021年5月14日 NASA(1)/(2)】 2018年12月4日(日時間、以下同)から小惑星ベンヌの近くで探査を続け、2020年10月21日にはベンヌにタッチダウンしてサンプルを回収したNASAの探査機「オシリス・レックス」が、そのサンプルと共に地球へ戻ってくる。 探査機をベンヌに向け続けるために使われたナビゲーションカメラは4月9日に最後の撮影を行い、スイッチが切られた。NASAの深宇宙ネットワーク局からの無線信号送信による運用が始まり、5月11日に探査機はメインエンジンを噴射して時速約1000kmでベンヌから遠ざかり、地球へ向けた2年半の旅を開始した。 4月9日にオシリス・レックスのナビゲーションカメラがとらえた小惑星「ベンヌ」の最後の画像(提供:NASA/Godd

    オシリス・レックス、地球に向け帰還開始
  • ベテルギウスの爆発は10万年以上先になりそう

    ベテルギウスの明るさの変化を理論分析した結果、超新星爆発を起こすまでまだ10万年程度の時間が残されていることがわかった。 【2021年2月12日 カブリIPMU】 オリオン座の肩の位置に輝く1等星ベテルギウスは、恒星進化の最終段階にある赤色超巨星で、「いつ超新星爆発を起こしてもおかしくない」と言われることが多い。2020年初めに前例のないほど大幅に減光し一時的に2等星になった際には、爆発のときが迫っているのではないかとの憶測もあった。だが最新の研究によれば、どうやら私たちが超新星を目撃できる可能性は低そうだ。 (上段)ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡VLTで撮像された2019年1月(左)と2019年12月(右)のベテルギウス。(下段)最近のベテルギウスの光度変化(提供:(上段)ESO/M. Montargs et al.、(下段)L. Molnar, AAVSO, UCSD/SMEI,

    ベテルギウスの爆発は10万年以上先になりそう
    zeroset
    zeroset 2021/02/12
    分析の結果、まだヘリウムが核融合をしている段階で、超新星爆発までまだまだかかるらしいとのこと(ついでに大きさも従来の推定値より小さく、距離は近かったらしい)。ちょっと残念。
  • 「金星にリン化水素のシグナル」は、二酸化硫黄の見間違い

    金星の雲からリン化水素(ホスフィン)を検出したという昨年の発表は、より高い高度に存在する二酸化硫黄で生じた吸収を見間違えていた可能性が高いことが示された。 【2021年2月3日 ワシントン大学】 2020年9月に英・カーディフ大学のJane Greavesさんたちの研究チームは、金星の雲からリン化水素(ホスフィン、PH3)を検出したという成果を発表した(参照:「金星の大気にリン化水素を検出」)。 研究チームは2017年にハワイのジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡(JCMT)で金星の大気から放射される電波を観測し、周波数266.94GHzの位置に吸収線を発見した。この周波数の近くにはリン化水素だけでなく二酸化硫黄(SO2)の吸収スペクトルも存在するため、吸収線の正体を突き止める追加観測が2019年にアルマ望遠鏡で行われた。その結果、JCMTで見つかった吸収線よりやや周波数が高い267.

    「金星にリン化水素のシグナル」は、二酸化硫黄の見間違い
    zeroset
    zeroset 2021/02/05
    https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.afpbb.com/articles/-/3304593 を否定する発表。残念だけど説得力がある。
  • 「はやぶさ2」カプセルの残る2室も開封、1cm大の粒子を確認

    zeroset
    zeroset 2020/12/30
    クレーター生成後のタッチダウン時の試料室には、礫とか小石といっていいサイズのサンプルがいくつも入っていたとのこと。大漁だ。
  • 「はやぶさ2」大気圏再突入コースに軌道変更完了

    【2020年12月1日 JAXA はやぶさ2プロジェクト】 「はやぶさ2」は12月1日現在、地球から約190万km(月までの距離の5倍)の距離まで近づいている。「はやぶさ2」運用チームは、11月26日の16~17時(日時間、以下同)にかけて、地球から約350万kmの位置で3回目の最終軌道修正「TCM-3」を行い、予定通りの軌道修正を完了した。この軌道変更によって、「はやぶさ2」は地球上空の高度290kmを通過する軌道から、オーストラリアのウーメラ管理区域(WPA)上空で大気圏再突入する軌道へと移った。 カプセルの大気圏再突入までの軌道修正。11月26日の「TCM-3」で「はやぶさ2」は地球大気圏に突入するコースに乗った。画像クリックで表示拡大(提供:JAXA、以下同) 小惑星リュウグウのサンプルを納めた再突入カプセルをWPAの区域内に正しく着地させるためには、「再突入回廊」と呼ばれる決ま

    「はやぶさ2」大気圏再突入コースに軌道変更完了
    zeroset
    zeroset 2020/12/03
    5日14時半にカプセル分離、6日2時半前くらいに大気圏突入とのこと。
  • 地球帰還後の「はやぶさ2」は2031年に小惑星1998 KY26へ

    12月6日に地球に帰還する「はやぶさ2」が、カプセル分離後に別の小惑星「1998 KY26」に向かうことが決まった。到着は2031年の予定だ。 【2020年9月15日 JAXA はやぶさ2プロジェクト/文部科学省】 JAXA宇宙科学研究所の小惑星探査機「はやぶさ2」は、9月15日から地球帰還に向けた最終誘導の段階に入った。「はやぶさ2」は12月6日に地球に帰還し、小惑星リュウグウのサンプルを格納したカプセルをオーストラリアのウーメラ砂漠に向けて分離することになっている。カプセルを分離した後の「はやぶさ2」は軌道修正を行い、地球から離脱する。 地球圏を離れた「はやぶさ2」にはまだイオンエンジンの燃料が半分ほど残っているため、プロジェクトチームは「はやぶさ2」をさらに別の天体の探査に向かわせる「拡張ミッション」を行うことを検討し、目標天体の候補として2個の小惑星「2001 AV43」と「199

    地球帰還後の「はやぶさ2」は2031年に小惑星1998 KY26へ
    zeroset
    zeroset 2020/09/17
    到着予定は2031年。天体の直径は30m程度で、リュウグウと比べると米粒みたいだ。”到着後はリュウグウの探査と同じく、天体のそばに滞在し、可能であれば降下観測やタッチダウンなども検討するという"
  • リュウグウの6割は有機物かもしれない

    「はやぶさ2」が得たリュウグウの観測データに基づく計算から、リュウグウは60%以上が有機物で構成されているという結果が得られた。元は彗星の核だった可能性もある。 【2020年6月25日 岡山大学】 小惑星探査機「はやぶさ2」が探査を行ったリュウグウは「C型小惑星」に分類されていて、炭素質コンドライトと呼ばれる隕石にスペクトルが似ている。炭素質コンドライトは有機物や水を数%含む始原的な隕石で、リュウグウもこのタイプの隕石と同じような組成であると考えられてきた。 一方で、リュウグウの表面は強い宇宙風化を受けているらしいことが「はやぶさ2」の観測データからわかっている。たとえば、2019年2月22日に「はやぶさ2」がリュウグウの表面に初のタッチダウンを行った際の映像には、着地の瞬間におびただしい量の岩の破片や砂が巻き上げられる様子がとらえられているが、ここに写っている岩石の破片の中には、平べった

    リュウグウの6割は有機物かもしれない
    zeroset
    zeroset 2020/06/26
    はやぶさ2着地の瞬間に巻き上がった岩石片の反射率測定データからの推定。彗星核のなれの果てである可能性があるとのこと。
  • フォーマルハウトb消失、系外惑星ではなかった可能性

    世界で初めて直接撮像により発見された系外惑星は、実在しなかったかもしれない。みなみのうお座の1等星フォーマルハウトを撮影したハッブル宇宙望遠鏡の画像に写っていた光の点は10年の時を経て消失しており、小天体同士の衝突で生じた一時的な輝きだった可能性があるという。 【2020年4月23日 HubbleSite】 太陽以外の恒星の周りを回る系外惑星は、ほぼ全てが間接的な証拠、つまり惑星が存在することで恒星の光に生じるわずかな変化をとらえることで発見されている。そのため、2008年に、みなみのうお座の方向25光年彼方にある1等星フォーマルハウトに惑星「フォーマルハウトb」が直接観測によって見つかったという発表は画期的な成果だった(参照:「ハッブル宇宙望遠鏡、系外惑星を初めて撮影」)。これはハッブル宇宙望遠鏡(HST)が2004年と2006年にフォーマルハウトの周囲を撮影した画像に小さな点が写ってお

    フォーマルハウトb消失、系外惑星ではなかった可能性
    zeroset
    zeroset 2020/04/27
    "ダメ押しとなったのは、HSTが2014年に撮影した画像ではフォーマルハウトbが消失していたことだ"あれま。10年前の「発見」記事にコメントしてたなあ…https://b.hatena.ne.jp/entry/www.astroarts.co.jp/news/2008/11/14hubble_fomalhaut/index-j.shtml
  • 「はやぶさ2」がリュウグウを出発、地球帰還へ

    小惑星探査機「はやぶさ2」がリュウグウを離れ、地球に帰還する運用に移行した。地球到着は2020年末の予定だ。 【2019年11月13日 JAXA (1)/(2)】 「はやぶさ2」は10月3日に最後の大きな任務となる小型機「MINERVA-II2」の分離を完了した後、低高度からリュウグウを観測する最後の「BOX-C運用」を10月19~30日にかけて行った。 「はやぶさ2」プロジェクトチームでは、当初計画されていた全てのミッションを完了し、リュウグウで達成すべき成果目標を全てクリアしたことを確認した。これを受けて、昨年6月から約1年5か月間にわたって続いたリュウグウでの「小惑星近傍運用フェーズ」を11月13日に終了し、「地球帰還フェーズ」に移行することを決めた。 リュウグウを出発し、イオンエンジンを点火して帰途につく「はやぶさ2」のイメージ図(提供:JAXA) 13日午前10時05分(機上時刻

    「はやぶさ2」がリュウグウを出発、地球帰還へ
    zeroset
    zeroset 2019/11/14
    "リュウグウの方が我々より一枚も二枚も上手で、大胆に挑戦するしかなかったが、結果として当初の予想をはるかに超える成果を得ることができた"偉大なチャレンジでした。帰還が楽しみ。
  • 月は現在も冷えて縮み続けている

    アポロ計画で得られた月の地震のデータや「ルナー・リコナサンス・オービター」の画像から、月が現在も収縮を続け、表面で断層活動を引き起こしているという証拠が相次いで見つかった。 【2019年5月20日 NASA/NASA JPL】 月には火山やプレート運動などは存在せず、地質学的には死んだ天体のように見える。しかし、アポロ計画で設置された地震計のデータから、月でも地震(月震)が発生していることが知られている。また、月面には断層地形が数多く存在していて、これらは月の内部が冷えることで月全体が収縮したために生じたものだと考えられている。 こうした月の冷却と収縮が現在も続いていることを示す、新たな研究成果が相次いで発表された。 現在も断層で月震が発生している 月が冷えて収縮すると、地殻の一部が他の部分の上に乗り上げる「衝上断層」と呼ばれる地形が現れることがある。こうした断層はしばしば、高さ数十km、

    月は現在も冷えて縮み続けている
    zeroset
    zeroset 2019/05/21
    月の冷却・収縮は現在も続いており、それに伴う月震と地殻変動が引き起こされているとのこと。
  • ESAの火星探査車に「ロザリンド・フランクリン」と命名

    欧州とロシアの火星探査ミッション「エクソマーズ」で2020年に打ち上げ予定のローバーが「ロザリンド・フランクリン」と命名された。 【2019年2月14日 ヨーロッパ宇宙機関】 「エクソマーズ (ExoMars)」はヨーロッパ宇宙機関(ESA)とロシア・ロスコスモスによる共同の火星探査ミッションだ。2016年3月に打ち上げられ同10月から火星周回を開始した探査機「トレース・ガス・オービター(TGO)」と、2020年に打ち上げ予定の探査ローバー「エクソマーズ・ローバー」からなっており、このうちTGOは火星の大気に含まれている微量ガスを調査して、生命活動や地質活動につながる証拠を探している。 一方の「エクソマーズ・ローバー」は、火星の表面を移動する能力と火星の地中を詳しく調査する能力を兼ね備えた初の探査車だ。かつて火星には水が存在していたが、現在は強い放射線にさらされた乾いた表面が広がっている。

    ESAの火星探査車に「ロザリンド・フランクリン」と命名
    zeroset
    zeroset 2019/02/14
    "フランクリンの名は私たちに、探求すべきはヒトの遺伝子であるということを思い出させてくれます。科学の対象は私たちのDNAの中にあり、また私たちがESAで行っているすべての活動の中にあります。"
  • ウルティマ・トゥーレの鮮明な画像

    NASAの探査機ニューホライズンズが今年初めにとらえた、「ウルティマ・トゥーレ」の愛称で呼ばれる太陽系外縁天体2014 MU69の鮮明な画像が公開された。 【2019年1月30日 ジョンズ・ホプキンズ大学応用物理学研究所】 ニューホライズンズは1月1日の14時30分ごろ(日時間)に、太陽系外縁天体2014 MU69「ウルティマ・トゥーレ」をフライバイ(接近通過)して探査した。画像は最接近の7分前に、6700kmの距離から多色可視光線撮像カメラ「MVIC」を使って撮影されたものだ。オリジナル画像は解像度が1ピクセルあたり135mで、これまでに公開された中で最も鮮明な画像となっている。 2014 MU69「ウルティマ・トゥーレ」。画像処理により細かい部分が強調されている(提供:NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/S

    ウルティマ・トゥーレの鮮明な画像
  • 「MINERVA-II1」のローバーを「イブー」「アウル」と命名 - アストロアーツ

    小惑星探査機「はやぶさ2」から9月に分離された小型機「MINERVA-II1」の2機のローバーが「イブー」「アウル」と命名された。 【2018年12月17日 JAXA】 「MINERVA-II1」の2機のローバー「Rover-1A」「同1B」は9月21日13時6分(日時間)に「はやぶさ2」から分離され、ともに小惑星リュウグウの表面に着地することに成功した。12月13日の記者説明会で、「Rover-1A」が「イブー(HIBOU)」、「Rover-1B」が「アウル(OWL)」と命名されたことが発表された。 「hibou」はフランス語でミミズク、「owl」は英語でフクロウを意味する。「はやぶさ」初号機に搭載された小型機「MINERVA」やその後継である「はやぶさ2」搭載の「MINERVA-II」は、ローマ神話に登場する知恵の女神ミネルヴァにちなんで名付けられたものだが、芸術の世界ではミネルヴァ

    「MINERVA-II1」のローバーを「イブー」「アウル」と命名 - アストロアーツ
  • 金星探査機「あかつき」、延長ミッションに移行 - アストロアーツ

    JAXAの金星探査機「あかつき」が2016年4月から2年間の定常運用を終え、今後は3年間の延長運用に移行することが発表された。 【2018年12月10日 JAXA】 「あかつき」は2010年5月に打ち上げられ、同12月7日に金星周回軌道に投入される予定だったが、軌道投入のための逆噴射を行う主エンジンが噴射途中で破損し、金星周回軌道への投入に失敗した。そこで、5年後の2015年12月7日に姿勢制御用のスラスターを使って再び軌道投入を試み、遠金点が44万km、周期14日で金星の周りを公転する長楕円軌道に投入することに成功した。その後、2016年4月に軌道修正が行われ、近金点8000〜1万km、遠金点36万km、周期10.5日の軌道で定常観測を行ってきた。 「あかつき」はこれまでの観測で、金星大気の中層から下層にかけての赤道付近にジェット状の風の流れ(赤道ジェット)が存在することを明らかにしたり

    金星探査機「あかつき」、延長ミッションに移行 - アストロアーツ
    zeroset
    zeroset 2018/12/10
    "大きな不具合などがなければ今後4〜11年間は引き続き観測が行える見込みだ"
  • オシリス・レックスが小惑星ベンヌに到着 - アストロアーツ

    時間12月4日午前2時ごろ、NASAの探査機「オシリス・レックス」が小惑星「ベンヌ」に到着した。地球にサンプルを持ち帰るのは約5年後の予定だ。 【2018年12月4日 NASA(1)/(2)】 2016年9月9日に打ち上げられたNASAの小惑星探査機「オシリス・レックス」が、2年3か月に及ぶ約20億kmの旅の末、日時間12月4日午前2時ごろに目標天体である小惑星「ベンヌ」へ到着した。 8月17日から11月27日までに撮影されたベンヌの画像から作成された、ベンヌへと接近していく動画。オシリス・レックスはこの約3か月間で220万kmを航行した(提供:NASA/Goddard/University of Arizona、以下同) オシリス・レックスは現在、ベンヌの上空約19kmに位置している。探査機はまず数か月かけて、ベンヌの上空約7kmまで接近しながら、北極から赤道領域、南極の順で予備的

    オシリス・レックスが小惑星ベンヌに到着 - アストロアーツ
  • 「はやぶさ2」の小型機「MINERVA-II2」に不具合 - アストロアーツ

    来年に分離予定の「はやぶさ2」の小型ローバー「MINERVA-II2」に不具合が生じており、予定されていた探査を行うのは難しいことが明らかとなった。 【2018年11月13日 JAXA】 「MINERVA-II2」は小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載された3つの小型機ミッションの一つで、9月にリュウグウ表面への着地に成功した「MINERVA-II1」とともに、初代「はやぶさ」に搭載された「MINERVA」の後継として開発された。JAXAが主導して開発された「MINERVA-II1」に対して、「MINERVA-II2」は東北大学・東京電機大学・大阪大学・山形大学・東京理科大学が参加する「大学コンソーシアム」によって開発された探査機だ。来年7月ごろに「はやぶさ2」からリュウグウに向けて分離される予定となっている。 「MINERVA-II2」。後方にあるのは格納ケース(提供:JAXA) 「MINE

    「はやぶさ2」の小型機「MINERVA-II2」に不具合 - アストロアーツ
    zeroset
    zeroset 2018/11/14
    "各コンポーネントを机上で接続して試験した時点では正常に動作していたものの、これらを実際の機体に組み込んだ後から問題が発生しており" 打ち上げまでに修正が間に合わなかったのかなあ。
  • 小惑星・準惑星探査機ドーン、11年間のミッションを終了 - アストロアーツ

    2007年に打ち上げられ、小惑星ベスタと準惑星ケレスを調べてきたNASAの探査機「ドーン」が、燃料切れのため、11年間にわたるミッションを終了した。 【2018年11月8日 NASA JPL】 今月初めごろ、NASAの探査機「ドーン」の運用チームは、準惑星ケレスを周回中の探査機から届くはずの通信を受け取ることができなかった。探査機の向きを変えるために必要な燃料が枯渇し、地球の方向へ通信用アンテナを向けたり、充電に使用する発電パネルを太陽に向けたりすることができなくなったとみられている。 「探査機に搭載された驚くべき技術や、探査機がもたらした重要な科学的成果、そして多くの発見を可能にしたチーム全体を称え、日ここにドーン・ミッションの終了を祝賀します。ドーンが集めた驚異的なデータや画像の数々は、太陽系の歴史や進化を理解するうえでとても重要なものです」(NASA科学ミッション局副長官 Thom

    小惑星・準惑星探査機ドーン、11年間のミッションを終了 - アストロアーツ
    zeroset
    zeroset 2018/11/08
    "一方で探査機によってケレスの環境を汚染しないようにするため、ドーンは少なくとも今後20年間(実際にはほぼ確実に50年以上)はケレスを周回し続けることになっている。"