「社会学」に対する憎悪(本当に無知に基づいているとしか言い様がない、かつ一方的で中傷としか言い様がない)が渦巻いている。まあその流れの源流に私の『おまえが若者を語るな!』(角川Oneテーマ21、2008年)もあるのかと考えるとかなり複雑で頭を抱えたくなる気持ちである。 私が同書で批判したのは宮台真司をはじめとするポピュラー社会学で、それらを非科学的なものとして斬り捨てたのだが、そういう語りに感化された人たちが、いつしか「自分たちにとって都合の悪いことを言う連中」全般を「社会学者」呼ばわりするようになっている。どうも、他称社会学者の工学修士です。 ところでそういった「社会学」バッシングの流れは、むしろポピュラー社会学の影響を強く受けているということは指摘しておきたい。例えば表現規制反対派ムラの連中の振る舞い(例えば「強力効果論」「限定効果論」へのこだわりとか、あるいは「近代社会というのは法律
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