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ブックマーク / deepbluedragon.hatenadiary.com (6)

  • 言語進化:科学の最も難しい問題?(1) - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    原文:Language Evolution:The Hardest Problem in Science?,Christiansen and Kirby,2003(PDF) 訳注:著作の内容を紹介した第1章から、全17章中のうちの9章までの説明の抜粋、ただし所々で訳の省略を含む 私たちを人間たらしめているのものは何か。私たちが環境に与える影響を考えると、自分たちを他の一千万種かそこらとは質的に違う特別な種だと感じるのも無理はない。おそらくそう感じるのは、自分自身について考えるときに客観的になるのが難しいからなのだろう。結局のところ、生物学が私たちに教えてくれるのは、どんな種も特定の生態学的な地位においてうまく適応している事実だ。にもかかわらず、人間にはどこかおかしなところがある。人は巨大で複雑で多様な社会システムに参加している。人は地球上のほぼすべての環境で生活している。人は前例のない方法

    言語進化:科学の最も難しい問題?(1) - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
  • 日本の俗流クオリア論を撃破する - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    はクオリアなる言葉が一般にも知られている奇妙な国だが、しかしその一般的なクオリア理解はもともとの哲学的なクオリア理解とはあまりに異なっていてとてもおかしい。日でクオリアなんて用語が流行ったのは、小泉旋風真っ只中のポピュリズム時代でのある脳文化人Mの活躍のせいなのだが、未だにその後遺症はあちこちに残っている。それを正すのがこの論考の表向きの目的だ*1。 もうひとつの目的は、心の哲学における機能主義を正しく理解してもらうことだ。今でも機能主義は心の哲学どころか認知科学でも主流の立場だ。日ではごく少数の例外を除くと心の哲学における機能主義がろくに受け入られておらず、まともな擁護どころかましな解説さえろくに見かけない。まともな解説も理解もされてないから、まともな批判がされているといえない。クオリア概念はもともと機能主義批判として現われたのだから、クオリア解説と機能主義解説をセットにするのは

    日本の俗流クオリア論を撃破する - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
    zeroset
    zeroset 2008/02/01
    「主観的な個人差のほとんどは機能主義で十分に説明がつく」「クオリアは初めから哲学的問題であって、どうやっても科学で扱えないのは定義上から自明」
  • 進化心理学に疑問を抱く皆様に朗報です、実証研究に基づいた考察本が出ました! - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    能はどこまで能か―ヒトと動物の行動の起源 作者: マーク・S.ブランバーグ,Mark S. Blumberg,塩原通緒出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/11メディア: 単行購入: 4人 クリック: 49回この商品を含むブログ (22件) を見るブランバーグ「能はどこまで能か」は生得経験問題に少しでも興味を持つ人にはともかくお薦め。中でもトマセロやエルマンらのを好むような発達に興味のある人には必読。私はへの評価は厳しい方だと思うが、これは絶賛していい。能や生得性に関して思弁ではなく実証性から接近している素晴らしい。これでもう下らない進化心理学話に右往左往しなくて済む。 リドレー「柔らかな遺伝子」も生得経験問題を扱ったお薦めできるだが、それでも話が発生の域をあまり超えないので生得寄りな感じがぬぐえなかった。胚発生時の環境の重要性も扱われているとはいえ、この

    進化心理学に疑問を抱く皆様に朗報です、実証研究に基づいた考察本が出ました! - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
    zeroset
    zeroset 2006/12/11
    『本能はどこまで本能か』レビュー
  • 認知科学はすでに終わってる…? - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    正直なところ、認知科学(の盛期)がすでに終わったものだとしてもそんなことはどうでもいいことだ(それを言ったらフランス現代思想はとっくに終わってる)*1。私がむかつくのは、認知科学の成果がろくに考慮されずに議論がなされていることだ。未だに認知科学を人工知能や脳科学と一致させるような不勉強などを目にしてうんざりする。まぁ、それを言ったら、日の心理学の入門書のほとんどが認知心理学を記憶や思考などの特定のテーマを扱うだけの分野として扱っているレベルの低さにはさらにうんざりするが*2。どちらにせよ日は理解のレベルが低い人が多すぎる。 今や、認知系の研究者の多くは応用研究に走っている。心理学は学習科学、言語学は第二言語習得、人工知能は(認知モデルとは無関係な)実用的ソフトウェア*3、脳科学は神経工学*4、哲学でも神経倫理学とか*5。でも実用や応用は構わないけど、過去の認知科学の成果を前提にしないレ

    認知科学はすでに終わってる…? - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
  • 認知科学年表(解説付) - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    認知科学における重要な著作や論文の年表 注:適当に和訳しています。訳があるのに気づいたものは、それに従っていますが、すべての邦訳を見つけ出したわけではありません。訳の間違いがあったら、指摘してください。 1930年代以前:先駆的研究 1930 子供による世界の概念形成 ピアジェ 1932 想起の心理学:実験社会心理学の研究 バートレット 1934 思考と言語 ヴィゴツキー 1935 ゲシュタルト心理学の原理 コフカ 1935 連続的な言語反応における干渉の研究 ストループ 1940年代:潜在期 1943 神経活動に内在する観念の論理計算 マカロック,ピッツ 1944 コミュニケーションの数学的理論 シャノン 1945 行動の構造 ヘッブ 1948 ラットと人における認知地図 トールマン 1948 サイバネティクス ウィーナー 1949 心の概念 ライル 1950年代:初期の研究 1950

    認知科学年表(解説付) - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
  • 日本語で読める認知科学系サイトのリンク集 - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    語で読めるまともな認知科学のサイトは異様に少ない。一番いいのはアメリカのサイトを見ることだが、やっぱり英語を読むのはめんどくさい。というわけで、何とか探したまともなサイトを紹介したいと思います。でも、入門サイトって、いいのがない。あんまり古臭い解説はなんだし(それなら私が自分で書ける)。一応ここにあるのは乗り遅れのないサイトです。もちろん怪しいサイトも入れてありません。でもやっぱり、認知科学って今となっては私には以前ほどは興味がもてない。個人的には哲学(認識論)が旬。 基的なリンク集 まあ一応基って事で。 アリアドネ 心理学と認知科学 http://ariadne.ne.jp/psychology.html 国内の心理学・認知科学関連の情報 http://www.psych.let.hokudai.ac.jp/psychology/psycho-list-j.html認知科学

    日本語で読める認知科学系サイトのリンク集 - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
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