【制作】1973年 東映京都 【監督】鈴木則文 【原作】凡天太郎 【脚本】掛札昌裕、鈴木則文 【音楽】荒木一郎 【出演】池玲子(猪の鹿お蝶)、根岸明美(仕立屋お銀)、成瀬正孝(柊修之助)、大泉滉(羊川実磨)、名和宏(岩倉直蔵)、河津清三郎(黒川義一)、三原葉子(黒川八重路)、殿山泰司(葛西徳造)、碧川ジュン(しのぶ)、クリスチナ・リンドバーグ(クリスチーナ) @ラピュタ阿佐ヶ谷 「嗚呼!七〇年代劇画イズム!」特集 自分の部屋に一人でいると、とりとめもなく鼻歌を歌っていることがあります。鼻歌のレパートリーはたいてい決まっていて、それは特別思い入れがあったり素晴らしい曲というわけではなく、鼻歌としておさまりがいい歌、つまり、「音として出すのが気持ちがいい歌」だったりします。その一つにあげられるのが、藤純子の『緋牡丹博徒』。「娘~盛りを~渡世にかけて~」っていうやつです。この馬鹿みたいに単純な演