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ブックマーク / www.jamstec.go.jp (6)

  • 【コラム】西之島の今後の活動を注視する<トピックス<海洋研究開発機構

    着目点 伊豆弧の多くの海底火山にはカルデラが存在します。西之島においてもカルデラ形成を伴うような大噴火が起きる可能性があります。 カルデラ噴火の予兆を噴出物や地下構造探査によって探知する挑戦的取り組みが求められています。 西之島の噴火のゆくえ 現在西之島(写真1)は、活動がさらに活性化し、2020年6月以降大量の溶岩と火山灰を放出しています。また火山灰の成分が変化してきたことも報告されています(東京大学地震研究所【研究速報】西之島2019年-2020年活動の観測)。火山活動は、地下深いマントルからマグマが供給され、地殻を形成していくプロセスです。マグマによって地殻の量は増加しますが、地形的な火山体が常に成長・拡大するとは限りません。多くの火山体は成長と破壊を繰り返しています。西之島においても海底地滑りによる火山体の崩壊とそれにともなう津波の推測がなされています(前述の東京大学地震研究所【研

    zeroset
    zeroset 2020/09/04
    ”西之島において同様のカルデラ噴火が起こった場合、西之島はほぼ消滅する可能性があります””変曲点からどの程度の時間スケールでカルデラ形成噴火に至るのか、を明らかにしたいと考えています”
  • 地下深部の超極限的な環境に「常識外れな微生物群」を発見 ~マントル岩石と生命との関わりや地球初期の生命進化の謎の解明に前進~ | プレスリリース<海洋研究開発機構

    地下深部の超極限的な環境に「常識外れな微生物群」を発見 ~マントル岩石と生命との関わりや地球初期の生命進化の謎の解明に前進~ 1.概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦)高知コア研究所地球深部生命研究グループの鈴木志野特任主任研究員らは、J・クレイグベンター研究所、南カリフォルニア大学、ニューファンドランド・メモリアル大学、デルフト工科大学と共同で、マントル由来の岩石域から湧き出る強アルカリ性の水環境に、極めて特異なゲノム(※1)構造を持つ常識外れな微生物が生息していることを発見しました。 上部マントルの主要な岩石であるカンラン岩が水と反応し、蛇紋岩と呼ばれる鉱物に変質する反応は、「蛇紋岩化反応」と呼ばれています。地球上には、この蛇紋岩化反応を介して、pH11を超える強アルカリ性(※2)の非常に還元的(※3)な水が湧き出ている場所があります。研究では、米国・カリフォルニ

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    zeroset 2017/08/08
    "CPR細菌群は、マントル岩石に付着し、現時点の生命科学の知識では特定不能の未知代謝系を駆使して生きる「常識外れな微生物」であると結論付けました"
  • 「ちきゅう」により世界最深の海底下微生物群集と生命圏の限界を発見 ―石炭・天然ガスの形成プロセスを支える「海底下の森」が存在―:プレスリリース<海洋研究開発機構

    「ちきゅう」により世界最深の海底下微生物群集と生命圏の限界を発見 ―石炭・天然ガスの形成プロセスを支える「海底下の森」が存在― 1.概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)高知コア研究所地球深部生命研究グループ・海底資源研究開発センター地球生命工学研究グループ(兼任)の稲垣史生上席研究員らは、国立研究開発法人産業技術総合研究所、国立大学法人高知大学、国立大学法人千葉大学、ブレーメン大学(ドイツ)、スイス連邦工科大学(スイス)、カリフォルニア工科大学(米国)、マサチューセッツ工科大学(米国)、クレイグベンター研究所(米国)等が参加する国際研究チームと共同で、地球深部探査船「ちきゅう」による統合国際深海掘削計画(IODP, ※1)第337次研究航海「下北八戸沖石炭層生命圏掘削」により青森県八戸市沖の約80kmの地点(水深1,180m)から採取さ

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    zeroset 2015/07/25
    "海底下に埋没した約2000万年以上前の地層に、陸性の微生物生態系(石炭の起源である森林土壌の微生物群集)に類似する固有の微生物群集が存在することを発見しました"
  • プレスリリース「超深海・海溝生命圏を発見―マリアナ海溝の超深海水塊に独自の微生物生態系―」<海洋研究開発機構

    2015年 2月 24日 独立行政法人海洋研究開発機構 国立大学法人東京工業大学 公立大学法人横浜市立大学 国立大学法人東京大学 1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)海洋生命理工学研究開発センターの布浦拓郎主任研究員らと国立大学法人東京工業大学、公立大学法人横浜市立大学、国立大学法人東京大学の共同研究グループは、世界最深の海であるマリアナ海溝チャレンジャー海淵内の超深海(水深6000m以深)水塊(水温や塩分などの特性が比較的均質な海水の広がり)中に、上層に拡がる深海水塊とは明瞭に異なる微生物生態系、即ち、独自の超深海・海溝生命圏が存在することを世界で初めて明らかにしました。 超深海の海溝環境における微生物調査の歴史は1950年代に遡りますが、これまでの研究は主に海底堆積物を対象としており、海溝内水塊は未探査の海洋微生物生態系として残され

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    zeroset 2015/02/25
    「中深層から深海層にかけて、炭素固定能を有す化学合成系統群が優占するのに対し、超深海水塊には、従属栄養系統群が優占することが明らかになりました」堆積物から懸濁した有機物に依存しているとのこと
  • マリアナ海溝世界最深部に生息する超深海性ヨコエビの特異な生態の解明と新規セルラーゼの発見 プレスリリース<JAMSTECについて<独立行政法人海洋研究開発機構

    1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦)海洋・極限環境生物圏領域の小林英城主任研究員らの研究チームは、マリアナ海溝チャレンジャー海淵の世界最深部(深度、10,900 m)に生息するヨコエビ(学名:Hirondellea gigas, 和名:カイコウオオソコエビ)の生態解明に取り組み、その性究明において、タンパク質、脂質、多糖類などに対する分解活性を解析したところ、新規で有用性の高い消化酵素の検出及び精製に成功しました。 その結果、カイコウオオソコエビは、植物性多糖を分解するセルラーゼ、アミラーゼ、マンナナーゼ、キシラナーゼといった酵素を保持し、それら酵素の反応生産物であるグルコース、マルトース、セロビオースを大量に体内に含有しており、超深海において植物を分解、栄養としていることが明らかになりました。 また、各酵素の性質について調べたところ、これら酵素は高い反応性を有して

    zeroset
    zeroset 2012/08/17
    常温(25-35℃)で高いグルコース産生能を持つセルラーゼの発見
  • プレスリリース<JAMSTECについて<海洋研究開発機構

    [概要] 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)高知コア研究所地下生命圏研究グループの稲垣史生グループリーダーと諸野祐樹研究員は、ドイツのブレーメン大学と共同で、世界各地の海底堆積物内にこれまでは数が少ないと考えられてきたアーキア(古細菌)(※1)が大量に生息していることを発見しました。地球深部探査船「ちきゅう」によって青森県八戸沖で掘削された試料や統合国際深海掘削計画(IODP:Integrated Ocean Drilling Program)等で採取された世界各地の海底堆積物から極性脂質(※3、図2)やDNAを抽出し、その構造と抽出量の分析によって明らかにされたものです。 地球表面の7割を占める海洋底下に、生命を構成する三つのドメイン(※2、図1)の一つであるアーキアが優占的に生息していることを示した世界で初めての研究報告で、地球の生命進化や環境適応、海底下に広がる未知の生

    zeroset
    zeroset 2008/07/29
    深海底下の環境では、細菌より古細菌の方が優勢。しかも土壌微生物や海中微生物よりも、遥かに総量が多いらしいとのこと
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