栃木県日光の「鬼怒川秘宝殿」(日光市藤原)に現在、年内での閉館を前に見納めをしようという観光客が多く訪れている。(宇都宮経済新聞) 年内で閉館となる「鬼怒川秘宝殿」 鬼怒川温泉と川治(かわじ)温泉の中間に位置し、近くには日光国立公園に属する景勝地としても知られる龍王峡があるなど、県内でも有数の観光エリアにある同館。1981(昭和56)年に開館し、多くのファンを楽しませてきたが、設備の老朽化などを理由に今月31日17時で閉館し、33年間の歴史に幕を下ろす。 同館は、江戸時代の性文化を枕絵(春画)や精巧な人形で再現した風俗資料館として知られ、特に展示される人形は、実際に男女の全裸モデルに石こうを塗って型をとるなど、それぞれのポーズがリアルに再現されている。その製作過程も当時のスナップ写真で紹介。ほかに、県内各地の山岳信仰や道祖神などにおける男根形や女陰形のご神体の複製の展示や、地元の「龍王