今日は、SEO寄りの話題を。「グーグルがページ表示速度を順位付けの要因として使うようになった」と公式に発表したのは2010年。それ以来、Web担当者さんはどれだけ早くページが読み込まれるようにするか工夫しているのではないでしょうか。 しかし、ある研究者によると、グーグルが検索結果の順位付けに使っているのは「ページ表示にかかる時間」ではなく、「HTMLのクロールにかかる時間」だというのです。 グーグルが意味する「ページ表示時間」とはどれ?WebSiteOptimization.comが、ページ表示速度と順位に関する研究の記事を公開しました。ポーランドのポズナン工業大学に所属する3人の研究者が、次のようなことを発表したのです。 グーグルの検索順位と相関するのは、「ページ表示時間」ではなく、「ページのクロール時間」である 追加実験をしたところ、ページのクロール時間を変えると、(他の要因が同じであ
Y軸がFleschスコアだ。検索順位上位にあるURLとの正の相関関係がかなり強く、平均的に読みやすいテキストであることがわかる。 ただし、コンテンツを長く(または読みやすく)するだけで検索順位を上がるわけではない。重要なのは、1つのトピックに一面的な見方だけをしているわけではないユーザーに対して、関連性が高く、包括的なコンテンツを提供することだ。 今回の調査結果が裏付けている見方がある。それは、検索エンジンがキーワードだけを重視するのをやめて、キーワードやさまざまな関連用語を中心とした個々のテーマやトピックエリア、いわゆる「コンテンツ群」を分析するようになってきたというものだ。 「SEOチェックリスト」をやめるだから、今でも市場で過剰に使われている観のある「SEOチェックリスト」という時代遅れの習慣は、すぐにやめてほしい。重要なのは検索エンジンのためにキーワードを最適化することではない。ユ
いまや、いかに「コンテンツが王者」であるかを、だれもが語り、「ユーザーのために質の高いコンテンツを作る」ようにとアドバイスする。キーワードが(not provided)になる以前から、「キーワードは終わった」と口にする人もいた。 もちろん、こうした言葉によってそれなりのアプローチがひらめく場合も多少はあるかもしれないが、実際のところ、たいていは、それ以上の情報を何ももたらさない役立たずの決まり文句でしかない。 コンテンツの関連性測定を可能にする「質の高いコンテンツ」とは何なのだろうか。 ユーザーにとって関連性の高いコンテンツとは、どのようにすれば作れるのだろうか。 「タイトルにキーワードを入れ、コンテンツにキーワードを7回入れる」といった手法は、まだ有効だろうか。 検索エンジンが時とともにどのように発達してきたのか、そしてどんな特徴が流行しその重要性が変動してきたのかを理解するべく、Sea
優れたコンテンツ構成の鉄則を探る!優れたコンテンツとは顧客の悩みを解決できるため、検索やお気に入りから訪問者を獲得できます。そして、そのコンテンツは別のページに誘導する力があり、しかもゴールに結びつける力があります。 前回説明したように、こうしたコンテンツは、天才的なアイデアや人並みはずれた文章力で作られるのでしょうか。実際にはそうではありません。普通のビジネスパーソンが、普通に考え、普通の文章力で作ったものが成果を上げているのです。 意図的ではない分、成果が小さいことがもったいないのですが、これを意図的に行っていけば、狙った成果をより大きなものにできるはずです。それでは、コンテンツの成果が上がる構成とはどんなものなのか解説していきます。 コンテンツの見出しは画像を使わず2行のテキストで作る前回説明したように優れたコンテンツは、検索集客力が高く検索から顧客と出会う力を持っています。検索から
日本交通は、2011年1月にタクシーを呼び出すことができるアプリ「日本交通タクシー配車」の提供を開始した。同社の川鍋一郎社長は、ITやデジタルの活用への関心が高く、スマートフォンの普及がまだそれほど進んでいない時期から、自社のビジネスにスマートフォンを活用できないかと構想していたという。 そして、トップダウンで、自社の開発部隊にスマートフォンを活用したシステムを検討し、開発するように指示したという。その結果、開発されたのが「日本交通タクシー配車」なわけだ。 内製にこだわることにより、ノウハウを蓄積日本交通グループのシステム開発を担う日交データサービスの若井吉則氏は、「最初はゲームなどのエンタメ系のアプリも検討していましたが、やはりタクシー事業に関連・貢献できるものにしようと、簡単にタクシーを呼べるアプリとしました」と言う。社長直轄のプロジェクトではあったが、当初はわずか2名体制でスタートし
十分な信頼性を築けないと、デジタルマーケティングは失敗する ―― 今ではコンテンツの制作や宣伝も職務の一部として行うようになったSEO担当者にとっては、特にそうだ。 信頼できないコンテンツは共有してもらえない。共有したものが自分の評判や信頼に影響することを、人々は知っているからだ。 これまで、信頼性の大切さについて、ついでのように触れられることはあっても、信頼性を構築するには具体的に何をすればいいのかについては、ほとんど語られたことがなかった。 信頼性構築のためのガイド信頼性を構築するには、「自分は信用できるんだ」というシグナルを読者に送ることだ。 信用のシグナルは、著者から、サイトから、そしてコンテンツ自体から発信される。 シグナルの種類によって、うまく伝わる読者のタイプや状況はさまざまだが、それらが全体として1つになって、共有するに足る信頼性を持ったコンテンツを形成する。 ランドは「コ
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