仏ブザンソン自然史博物館(Besancon Natural History Museum)で撮影されたカエル(2008年8月13日撮影)。(c)AFP/JEFF PACHOUD 【3月2日 AFP】世界で最も広く使用されている除草剤の1つ、アトラジンが、カエルの化学的去勢を起こし、これが世界的な両生類の個体数減少の原因となっている可能性があるとする論文が、1日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)のウェブサイトに掲載された。 米カリフォルニア大学バークレー校(University of California at Berkeley)の研究チームは、アトラジンが検出された土地の年間アトラジン濃度と同等のアトラジンの中で生育させるオスのカエル40匹と、アトラジンの中で生育させないオスのカエル40匹で、成
3月1日、文芸春秋が1冊の新書を全文無料で公開する。無料公開で本は売れなくなるのか、それともさらに売れるのか。電子書籍の登場で揺れる出版業界の注目を集めそうだ。 大手出版社の文芸春秋が3月1日から1つの実験を始める。昨年10月に出版した新書『生命保険のカラクリ』をインターネット上で全文無料で読めるようにするというもの。大手出版社が丸ごと1冊を無料で公開するのは極めて異例のことだ。 著者の強い希望で実現 今回の「実験」を言い出したのはこの新書の著者である、岩瀬大輔氏だ。ネット経由で死亡保険や医療保険を販売するライフネット生命保険の副社長である彼はこの本の中で、従来の生命保険のコスト構造を明らかにするなど、生保業界のタブーに切り込んで話題を集めた。 彼の周囲の著名人のブログなどで取り上げられ、アマゾン・ドット・コムなどネット書店を中心に売れ行きは好調。出版から3カ月で6刷が決まり、発行部数は2
安井至氏による書評の方を前に取り上げたが、恥ずかしながらやっと買ってきた。 誤解だらけの「危ない話」―食品添加物、遺伝子組み換え、BSEから電磁波まで 作者: 小島正美出版社/メーカー: エネルギーフォーラム発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 17人 クリック: 307回この商品を含むブログ (12件) を見る 安部司および、安部の主張を無批判に広めた者を批判している部分は、こうだ。 安部氏が脚光を浴びたのは、添加物のリスクが高いという事実よりも、ニュース性があったからだ。ニュースを構成する「おもしろ要素」がそろっていたのが安部氏のケースなのだ。 そのニュース性を構成する要素や言葉は、「内部告発」「便利さへの代償(文明への批判)」「白い粉」「子どもや家族への愛」「複合汚染」である。 安部氏は添加物の製造・販売メーカーの社員だった。その会社員が、“内部告発”という形で添加物の危
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