株式会社シマンテックは8月22日、「日本の情報セキュリティ管理におけるコンプライアンスの課題」と題したプレス向けのセミナーを開催。その中でガートナージャパン株式会社のセキュリティ担当リサーチディレクター、石橋正彦氏が、日本企業の情報セキュリティ対策についてのリサーチ結果を説明した。 このリサーチは、4月15日から5月30日まで、従業員50人以上のITユーザー企業を対象に行ったもので、有効回答数は1060社。これによると、情報セキュリティポリシーを策定している企業は46.5%で、前年よりも微増しているという。しかし、「本来はポリシーを作ったらすぐ監査すべきだが、監査をしているところは残念ながら15.8%にとどまっている」(石橋氏)のが現状だ。また企業別に見ると、ポリシーを策定している企業のほとんどは従業員2000名以上の大企業であり、小規模になればなるほど少なくなっている。今回のリサーチでは