Appleの共同創業者であるSteve Jobs氏がとあるMicrosoft幹部への「嫌悪感」を持たなかったら、今ごろ「iPhone」は存在しなかったかもしれない。 Appleのソフトウェア事業の元責任者で、初代iPhone向けに「iOS」を開発したScott Forstall氏は、米国時間6月20日、スタイラスとタブレット端末の計画について話をするMicrosoft幹部にJobs氏は耐えられなかったと発言した。 スタイラスを嫌い、タッチスクリーンを指で使うことを好むことで知られたJobs氏は、そのMicrosoft幹部に不快感を覚えた。こうしてJobs氏とAppleは独自のタブレット端末の開発を開始し、これが結果的に「iPad」になったという。 「iPhone自体が、かなりの回り道と言うべきものだった」と、Forstall氏は20日、カリフォルニア州マウンテンビューにあるコンピュータ歴史