3Mベルギー工場停止、驚愕のインパクト ~世界の半導体工場停止の危機も:湯之上隆のナノフォーカス(49)(2/3 ページ) 記事の冒頭で述べたように、3Mが80%を独占している。その3Mは、今回生産停止したフッ素系不活性液体のフロリナートの他に、フロン代替製品として、フッ素化合物の構造の一部を改変した「ノベック」という製品を販売している。それぞれの世界シェアは、フロリナートが約50%、ノベックが約30%と推測している。そして、このノベックは、3Mの米国工場で生産されており、今のところその生産に問題はない。 また、3M以外では、ベルギーに本社があるSolvay(以下ソルベイ)が、「ガルデン」という冷媒を販売しており、世界シェア約20%を占めていると推測される。なお、ソルベイのガルデンはイタリア工場で生産されており、この生産も今のところ問題はない。 要するに、3Mのベルギー工場の停止により、世
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