NTTデータがクラウドコンピューティング専用のハードウエア「Lindacloud」を自社開発し、10月から販売を開始した。オープンソースソフトウエア(OSS)の分散バッチ処理ソフト「Hadoop」のアプライアンスサーバーや、NAS(ネットワーク接続型ストレージ)などとして販売する。同社のハード事業参入は、前身の日本電信電話公社時代のメインフレーム「DIPS」以来となる。 Lindacloudは、NTTデータが自社で設計した冷却能力の高いサーバーきょう体と、一般的なパソコン用パーツを使って組み立てた。これにより、サーバー冷却に必要な消費電力を削減すると共に、低価格を実現した。 Lindacloudを開発した同社テレコムビジネス事業部第三統括部の角野みさき部長は、「通信事業者向けにHadoopを使ったシステムを開発するなかで、Hadoopに適した低価格サーバーが必要となった。だが、ニーズを満た