光洋精工と豊田工機が合併し、連結売上高1兆円をうかがうベアリング・メーカー、ジェイテクトが誕生して半年がたちました。経営統合の状況はいかがですか。 今からシステム統合という大きな作業が控えています。両社が持っていた、仕事の進め方とか考え方、管理の仕方などをできるだけ合わせていきたいと思います。こうしたことが、情報処理の方法に大きく影響を与えるからです。 ただし、異なるものを強引に合わせて、仕事が回らなくなっては困ります。例えば、原価管理については、製造する物が違うと、最適な方法が異なりますから、無理矢理同じやり方にすることはしません。 統合作業では何を重視しますか。 データベースでしょう。データ項目だけはそろっていないといかんです。なぜ、そのデータ項目が必要なのか。会社として、どんなデータ項目をどうやって管理するのか。それらをきちんと決め、かつ決めた理由を、明確にしておくべきでしょう。 一
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