さてこれまで“アポマン”の重要な役割の一つが「商品説明をさせていただく約束をお客から取り付けること」であり、その際にわざわざ、お客の電話を使って上司とアポイントをとる『客電』というテクニックがあることに少しだけ言及した。「後で説明する」とお断りしておいたこの『客電』なるものの意味するところを、今回はじっくりと解説しておきたい。 『客電』のセールス的意義とは何か? この『客電』は、その後にクローザーが「戦う」とまで表現して敢行するお客宅への『上がり込み』と併せて、この外壁商品セールスの2大ポイントだと言える。『客電』で端緒を開き、地ならしした上に『上がり込み』が可能になるという、このセールスの骨格その物である。 一般には聞き慣れない『客電』という言葉は、もちろんこの業界特有の用語で、「わざわざお客の家の電話を借りて」「お客に外壁商品の説明を聞いてくださる承諾を頂いたことを会社に連絡する」こと
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