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ブックマーク / www.yabelab.net (3)

  • 元検弁護士のつぶやき: 「有罪率99%」は謎か異常か?

    はてブをさまよってましたら、池田信夫blogというブログで「「有罪率99%」の謎」という記事が書かれているのを見つけました。 全くそのとおり、と思うところもそうでないところもありますので、元下っ端検事の目でちょこっとコメントしてみます。 (「99%有罪は、非合法黙認の温床」404 Blog Not Foundに対する反論も追記しました。) 最初に統計数字の意味をきちんと解説しておられますが、そのあたりはとても大事なことだと思います。 この違いの原因は、大陸法と英米法の違いにある。英米法では陪審員がおり、彼らは職業裁判官に比べて無罪の評決を出す確率が高く、検察官にとって予測がむずかしい。 英米法系の実務に詳しくありませんが、たぶんそうだろうな、と思います。 日でも裁判員制度が施行された後の数字の変化が興味深いです。 これに対して、日では裁判官と検察官の間に有罪となるかどうかについてのコン

  • 図書館の本はみんなのものです - 元検弁護士のつぶやき

    各地の公立図書館で、雑誌などから写真や記事を切り取ったり、専門書に蛍光ペンで線を引いたりするなど、図書を傷つける行為が増加している。 越後さんには忘れられない“事件”がある。3年ほど前、館内で若い女性が最新号のファッション雑誌からヘアスタイルの写真をカッターで切り抜いていた。驚いて注意すると、女性は悪びれる様子もなく「どうしていけないんですか」と言い放ったという。 信じられないです。 を傷つける行為は刑法の器物損壊罪にあたる恐れがある。 この記述は間違いです。 「恐れがある」なんてものじゃありません。 明白に器物損壊罪です。 監視カメラをつけて、現場を録画して、片っ端から告訴して逮捕しちゃいましょう。 と激しく憤ってしまったのですが、我ながらなぜこれほど憤るのか自己分析してみましたところ、 図書館利用者というのは知的好奇心旺盛な人のはずであり、知的好奇心が旺盛な人は倫理観や道徳観もそこそ

  • 最高裁判決報道に関して不快に思ったこと(重要な追記あり) - 元検弁護士のつぶやき

    「D.D.のたわごと」さんの「山口県光市の母子殺害事件 三者三様」で紹介されていたのですが、某テレビが被告人の父親にインタビューしてそれを放映したようです。 かなり批判の対象になるような発言をしたようです。 取材した記者としては、「息子は死をもって償うべきだ。」というような発言を期待してインタビューをしたのかも知れませんが、父親は息子を庇うような発言に終始したようです。 たしかに父親の発言は共感を呼ばないかもしれません。 しかし、私は死刑が必至である判決を受けた息子の父親にインタビューを敢行するマスコミにあざとさを感じます。 記者は、何を思ってインタビューをしたのでしょう。 私が想像したように、「息子は死をもって償うべきだ。」というような発言を期待したのでしょうか。 もし、そうなら、父親がどのような気持ちでそのような発言をすると思っていたのでしょうか。 記者の思惑はともかく、父親は息子を庇

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