私は極力、誰かに恨みを持たないことにしている。「○○なんか死んでしまえばいいのに」なんてことは、心の中でも絶対につぶやかないことにしている。当ブログでは「ありもしない」力が自分に備わっていると信じ込んでいた人々が起こした馬鹿な事件をしばしばネタにしてきた。私が人に恨みを抱かないように注意しているのは、その「ありもしない」系の力が自分に宿っている可能性が若干疑われるからである。 それ以来、いくらテストの点が良くても、その教師が私に下す評価は常に7だった。そのたびに抗議に行ったが、まったく埒が明かなかった。そのことで、私の“授業態度”はさらに悪化した。悪循環だった。 あまりに腹が立ち、大学に入ってもその教師を恨み続けていた。ときどき、その教師の顔と名前を思い出しては「死ね!」と念じていた。さすがに年月が経って20歳を超えると、自分にも非があったと客観的に見ることができるようにもなった。だが、そ