空売り投資家レフト氏、リポートで不公正取引-香港裁判所が過失認定 Eduard Gismatullin、Benjamin Robertson 空売り投資家で調査会社シトロン・リサーチを率いるアンドルー・レフト氏に対し、香港の裁判所はシトロンによる香港上場企業に関するリポートが不公正取引に当たり、過失があったと断じた。 金融市場の不正を審理する香港の市場失当行為審裁処(MMT)は26日公表した文書で、シトロンのリポートに記載された情報は「虚偽や重大な事実について誤解を招くような内容、重大な事実の欠落」があり、このポートをまとめたレフト氏は「乱暴」または「怠慢」だったと指摘した。 レフト氏は2012年6月21日、香港上場の恒大地産集団(現在は中国恒大集団に社名変更)が破産状態にあることを隠すため会計上のトリックを使っていると主張するリポートを発表。これを受けて同社株は1日で20%急落した。同社