世界観のとっかかりとなる基盤が作中になく、原作ゲームでも明確にはされていないらしく、参照元の歴史とは距離をとろうとしている。 何のために戦うのかわからない、どのような背景で戦っているのかわからない、敵の正体もわからない。 守る対象の「人間」を出せないなら、守るべきものがないのに戦わされる不自然さをドラマの基盤にすればいい。似たようなことを第11話でやっていたが、物語の基盤としては序盤に描写してほしかったし、主人公の知らない視点からのアクセントで終わった。 「提督」の姿を描くつもりがないなら、その不在を徹底して描けばいい。実は重要人物が死んでいたという展開は最近のTVアニメでも2作品ほどあったし、上層部へ疑念をいだきながら現場で戦うアニメは少なくない。残された日誌で命令を遂行する展開を中盤にやるなら、いっそ物語の始めから終りまで日誌の命令で主人公が動き、本当に提督など存在するのかと悩ませたっ