寝台列車のベッドに対するあこがれがある。 鉄道そのものが好きであることとはべつに、寝台列車のベッドには、あのせまい自分だけの空間で夜をすごす……という、プリミティブなワクワク感がある。 東京駅からほど近い場所に、寝台列車のベッドを再現したホステル(相部屋の宿泊施設)があるというので、鼻息を荒くしながら、子供と一緒に泊まりに行った。
1974年東京生まれ。最近、史上初と思う「ダムライター」を名乗りはじめましたが特になにも変化はありません。著書に写真集「ダム」「車両基地」など。 (動画インタビュー) 前の記事:農村のシンデレラ城、カントリーエレベーター > 個人サイト ダムサイト この数年、日本列島は各地で揺れまくりである。その影響か、耐震補強を施してある建物がよく目につくようになった。柱や筋交いを追加したり、鉄骨で覆ったりして、古い建物でも建て替えなくても地震に耐えられるようにしているのだろう。小中学校の窓枠の部分に太い斜めの柱が入っているのを見たことある人もいる思う。 先日、外側をものすごい無骨な鉄骨で補強してあるマンションを見つけた。まずは思わず声が出ちゃったその物件を見ていただきたい。
ところでピリピリすると思ってるのは自分だけなのかもしれない。 そこで和菓子店でいちご大福を買い求めながら「いちご大福ってピリピリしますよね?」とお店の人にきいてみた。 すると「……ピリピリしませんけど」との回答。まさか。クレームだと思ってるのだろうか。あの、ここの店がというわけでなくて一般的ないちご大福なんですけど。 「はあ、苺の酸味がもしかしたらそう感じるんじゃないですか?」 メガネにひびが入った。それだったら苺そのまま食べてもピリピリするはずだろう。つづいてもう一軒も同じ。ピリピリしませんよ、と。メガネが割れた。 5店にきいて4店は「ピリピリしない」という解答だった(1店は「傷んでるんじゃないですか」と)。 これはどういうことなんだ。もしかしておれが特殊なのか。ピリピリを感じる才能をもつ選ばれた人々、ピリピリファンタスティック・フォーなのか。
「鳩サブレー」というお菓子がある。製造元がある鎌倉のおみやげというだけでなく、東京のデパートでも売ってるのをよく見かける。かわいい形とコクのあるおいしさゆえの人気商品だろう。 何かの折にもらうとうれしい鳩サブレー。ただ、個人的には自分で買って食べるまではしない。理由の1つは日常のお菓子としてはやや高いからだが、今回安く手に入れたのでその様子をお知らせしたい。
ものづくりの街、と呼ばれている地域がある。 革製品等のファッション雑貨に関わる産業が集中していて、パーツショップだとか製作所だとかの看板を街のあちこちで見ることができる。 そんな街で、ある日「モノマチ」という二日間のイベントが開催された。 ものづくりの街を多くの人に見て知って体験してもらおうという企画で、地域内の職人やクリエイター200組超が参加する一大イベントらしい。 「ものづくり」という言葉には非常に惹かれるものがある。 聞けば、普段は見ることのできない工場内部の見学や、小物の製作体験などもできるというではないか。 それはぜひとも行ってみたい。行ってみよう。
鳥はかわいい。文鳥やインコなど飼われている鳥も、ハトも、カモも、どれもとてもかわいい。ずすめなんか、運良く至近距離で見られた時はキュンとしてしまう。 そこらへんにいる気さくな鳥もいいけど、普段はふれあえないようなレアな鳥が常にいる場所があるという。 かっこいい鳥に会いに行こう!
3月12日、13日の二日間、「豆腐フェア」というのが開催される予定だった。 しかし、東北地方太平洋沖地震の影響で中止になってしまった。 状況を考えると中止はやむを得ないと思うが、残念だ。 であるならば、僕がひとりで開催しよう。 (工藤 考浩) 豆腐フェアってなんだ 開催予定だった「豆腐フェア」の公式ページ(→こちら)には「全国の豆腐や油揚げが大集合! まさに豆腐の祭典。」とある。 大集合、祭典。 うん魅力的だ。 「おとうふ大使」がやってきたり、「若手豆腐職人と女子大生のコラボスイーツ」というのも興味深い。 主催の全国豆腐油揚商工組合連合会に電話して(電話口では「はいゼントウレンです」といっていた、かっこいい)、取材申し込みをしていたのだが、中止となってしまった。 俺が開催するぜ 高校の時、定年退職になる先生があいさつで「暗ければ自分で灯しなさい」といっていたのを思い出す。 その言葉の意味と
トーファーキーという聞いたことのない料理のレシピを手に入れた。なんでもアメリカなどでお祝いの席で食べるターキーの丸焼き、あれの豆腐版らしいのだ。 それは果たしてどんな料理なのか。少ない情報を元に、再現してみた。 (安藤 昌教) 豆腐とターキーでトーファーキー トーファーキー(Tofurkey)はその名の通り豆腐(Tofu)とターキー(Turkey)を合わせた造語である。 アメリカやカナダなど、キリスト教徒の多い国では復活祭やクリスマスによくターキー(七面鳥)の丸焼きが食べられているが、ベジタリアンでも同じく派手にお祝いしたい、ということで考え出されたのがこのトーファーキーなのだという。 海外ではトーファーキーという完成品として市販もされているらしいのだが、日本ではオーガニック食品、ベジタリアン向け食材店を中心に何軒か問い合わせてみても、扱っているお店が一軒もなかった。 僕はキリスト教徒でも
お風呂に入るのは面倒くさいので、冬場なんかは特に2~3日に一回くらいのペースで済ませたい……と思っているボクですが、温泉は大好き! 寒い季節にホッカホカの温泉につかるのはタマラナイものがありますよね。 しかし、そんな温泉にとってのハイシーズン・冬に営業していない温泉というのがあります。あまりに山奥にあるため、冬場は雪に埋もれて誰も来れなくなっちゃうような温泉です。 そんな温泉に、冬直前の最終営業日にいってみたいと思ったのですが……。 (絵と文:北村ヂン) 冬に閉まっちゃう山奥の温泉に行きたい 冬に閉まる温泉、というのは結構たくさんあるのですが、そのどれも交通の便がすっごく悪いんですよ。まあ、交通の便が悪いからこそ冬に営業できないんだから当たり前っちゃあ当たり前なんですけどね。 でも最寄り駅ナシ、自動車で何時間も走った上に、駐車場に停めてそこから徒歩……みたいなところだと、車の免許を持ってい
日本最後の清流と名高い、四万十川。それは高知県西部、津野町の山中に端を発し、中土佐町、四万十町、四万十市を通って太平洋へと注ぎ出る。その距離、およそ196km。 地図帳を開き、ぐねぐねと蛇行を繰り返す四万十川を指でなぞりながら、私は思った。この四万十川を河口から源流まで、遡ってみる事はできないだろうか。 少し調べてみた所、これが何とかなりそうだ。というワケで、7月の3連休を利用して、四万十川に行ってきた。 (木村 岳人) 河口から中江崎までは自転車で これまで何度か言ってきた事を繰り返すようで恐縮だが、私は自動車免を持っていない。故に今回もまた、公共交通機関、および己の身体のみを駆使して行かねばならない。 幸い、河口付近の土佐中村までは土佐くろしお鉄道中村線が通じており、さらに中村ではレンタサイクルを借りることができる。しかもこのレンタサイクル、四万十川を上ったその先、JR予土線の中津川駅
ブログ市長で話題の鹿児島県阿久根市に行って来た。 目的は、駅前に廃ブルートレインを再利用した宿泊施設があって、それに乗る(というか泊まる)ことだった。が、行ってみたら、むしろシャッター街のすごさに目を奪われた。 「シャッター街がすごい」なんて、まったく失礼な言い方のようだが、別に揶揄してそう言ってるわけではない。本当にすごいというか、なにやら面白いのだ。 順を追って説明したいと思う。 (T・斎藤) 地方は疲弊している その日、私はまず砂蒸し温泉で有名な指宿を訪れた。 駅前の広場に足湯があるなど、温泉街らしい楽しげな雰囲気もあったものの、商店街はこんな感じだった。 こういった光景は、九州各地で見受けられる。 佐賀県は有田駅で降りた時もやはり駅前がこうだったし、私が住む長崎県でも同様。さすがに長崎や佐世保など大きな所はそうではないが、諫早、大村、島原などのアーケードはこれに近い感じだった。 レ
「ヨコクエスト」 僕はロールプレイングゲーム(RPG)があまり好きではありません。 昔はドラクエとか遊んでたのですが、マップが広すぎていつも「移動するのがめんどくさいな~」と思いながらプレイしてました。 そういう人も多いのではないかと思い、今回はなるべくめんどくさくないRPGゲームを作ってみました。 ■遊び方 ・ゲームがはじまるとモンスターが現れます。 ・モンスターの間にマウスカーソルを持って行くと、左右のモンスターの強さの比較が矢印で表示されます。 ・上を向いた赤い矢印が表示されているモンスターの方が強いです。 ・そのままモンスターの間で画面をクリックすると、2匹のモンスターを入れ替えることができます。 ・画面左の宿屋の上に表示されているタイマーが0になると勇者が自動的にモンスターと戦いだすので、勇者が出てくるまでにモンスターを左から弱い順に並び替えましょう。 ・勇者が出てくると、一番左
「原宿とかで、ヘッドフォンして歩いてる、お洒落な女の子とか、いるじゃない。 あれ、何を聴いてるんだろうね? さっぱり想像がつかない」 てなことを、先日、某音楽関係者が話していた。 そう言われれば、気になる。あのお洒落なヤングたちは、一体何を聴いてるんだろ? じゃあ直にきいてみよう、ということで、原宿ラフォーレ横の交差点、八千代銀行の前に立って、ヘッドフォン女子男子に突撃インタビューしてみることにした。 これが……想像以上に、大変だった。いやほんと(だって耳をふさいでる人に、話をきこうってんですよ?)。 (大塚 幸代) 昔、90年代までは、お洋服と「聴く音楽」というのが、結びついていた。 ロックの格好の人はロック。こざっぱりした人はお洒落音楽。コンサバな方は王道J-POP。 でも、いつのころからか、ファッションと聴く音楽というのは、あんまし関係がなくなった。 音楽ジャンルが多様化したというの
レバ刺しは、人によって好き嫌いの分かれる食べ物のひとつだと思う。 私は生肉全般が好物だけれど、中でもレバ刺しの魅力は他の内臓系と一線を画するものがある。 これを読んでいる方の中でも、あのプルプルの舌触りと濃い肝のコクに魅了されている人も多い事でしょう。 そういうわけで、無類のレバ刺し好き達と、おいしいレバ刺しの食べ歩きをしてきました。 今夜はレバ刺しの夢にうなされてください! (ほそいあや) まず、スタンダードなレバ刺しから 数あるレバ刺しの形状でもっともよく見るものはこのタイプだろうか。薄すぎず厚すぎず、色も健康的なえんじ色。物心ついた時からこれをレバ刺しと認識して育ってきた、レバ刺しの見本のようなレバ刺しだ。
福島県奥会津地方に「天然の炭酸水」が湧いているという。 天然の炭酸水。つまり汲んだときからシュワシュワしている水である。しかも、そんな神秘的な水を無料で汲むことができる井戸があるらしいのだ。そうか、じゃあ汲みに行こう! 早速レンタカーを手配し、福島県の地図を買った。東京から350km離れた天然炭酸水を目指すのだ。 (榎並 紀行) 自由に汲めるけど、飲むのは自己責任 先日、知人にお土産で貰ったドイツのミネラルウォーターが天然炭酸水だった。自然界に炭酸水が湧いているなんて、それまでは思いもよらなかったことだ。 日本人は「天然」を格別ありがたがるようなところがあるが、僕こそまさにそのクチだ。500mlのペットボトルを1週間かけ、大事に大事に飲んだ。後半3日は炭酸が抜けていた。 そのドイツの炭酸水は僕が苦手な硬水(日本の水道水が軟水のため、硬水は日本人にとって馴染みが薄い)なのだが、すっきりと喉を
知らない町に出かけたとき、道沿いに見かけるとつい立ち寄ってしまう場所がある。農産物直売所だ。 普通のスーパーの野菜売場が特別好きだというわけではない。それでも、農産物直売所と聞くとなぜだか入ってみたくなる。それはきっと、直売所には独特の魅力があるからだと思う。 そう言えば農産物直売所に入ると、いつも気分が高揚する。他のお客さんもなんとなくエキサイティングになってはいないだろうか。農産物でハイテンション。どうしてそういうことになるのか、実際の様子を見ながら考えてみたい。 (小野法師丸) ハイテンション1:知らない野菜がある 野菜という日常的で比較的地味にも思える品物を取り扱っているにも関わらず、どういうわけだかテンションが上がる農産物直売所。その謎を考えてみたいわけだが、その理由はまず扱っている品物自体に特徴があることだろう。
北海道に行った時、藻岩山で野生のリスを見た。 すばしっこく、僕の視界にリスがいたのはわずかな時間だったけれど、とてもかわいい印象を受けた。 一日中山の中を歩き、疲れきっていたけれど、夏のプールで遊ぶ子供のような無邪気な嬉しい悲鳴をあげてしまったのを覚えている。 そんなリスと戯れてみたいと思った。 肩にリスを乗せたりしたいと思ったのだ。そして、できるたけ多くのリス達で僕の肩を奪い合って欲しいと思う。 ということで、リスと戯れに出かけることにした。 (地主 恵亮) 井の頭のリス リスはかわいい。 ディズニーのキャラクターにもリスはいるし、好きな動物は? と訊かれた時に「リス」と答えれば大抵は「何で?」と聞き返されることはない。みんな共通認識としてリスをかわいいというのがあるのだと思う。そんなリスと戯れるためにまず井の頭自然文化園に向かった。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く