特集 〈57〉沖縄戦はどう書かれている?2010年4月9日 教科書検定 文部科学省は3月30日、2011年4月から小学生が使う教科書の内容について調べる「教科書検定」の結果を発表しました。その結果、6年が使う社会の教科書4社5冊のうち3社3冊で、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」のことが書かれることになりました。5年が使う社会の教科書4社5冊でも沖縄戦のことが今までより詳しく書かれることになりました。 沖縄の子どもたちがたくさん亡くなった学童疎開船「対馬丸」の事が書かれた教科書も、1冊から2冊に増えました。5、6年生がどれかを使うことになる社会の教科書4社10冊すべてで、沖縄戦の記述が増えることになります。ただ、「集団自決」について書かれた教科書3冊には、日本軍の強制によって「集団自決」が起きたという、「軍の関与」については書かれていません。 「集団自決」を教科書にどう記述するかに