趣旨: 私は以下の理由により、「特定秘密の保護に関する法律案」に反対します。 (1) 本法律案は、法律の趣旨そのものが民主主義に反するものであり、国民の知る権利を著しく損ないます。 民主主義国家において、その国民が判断を下すためには、情報は可能な限り多量に流通する必要があります。 民主主義国家とは、国家の運営に関する情報を国民が共有し、その利害を自ら判断することにより機能するものなのです。 ある情報が国家の利害に関わるか否かを定めるのは公務員ではなく国民です。この本質が、この法律案にはまったく反映されていません。 また、対象となる特定秘密に対する恣意性が高いため、情報の私的な公開に対する萎縮をもたらすことも大きな問題です。これは国民の利益に著しく反します。 (2) 本法律案は日本の人権問題を悪化します。 本法律案は、対象となる特定秘密に対する恣意性が高く、罰は厳しいものとなっています。 こ