世界的に利用が拡大する一方、取り引きの過熱も指摘されているインターネット上の仮想通貨「ビットコイン」を扱う東京の大手取引所が、システムの不具合で取り引きの一部を停止したことからビットコインの価格が急落し、システムの安定性が新たな課題として浮かび上がっています。 取り引きの一部を止めているのは、東京・渋谷にあるビットコインの取引所「MtGox(マウントゴックス)」で、国内外に110万を超える口座を持つ世界でも有数の取引所です。 ビットコインは、ネット上の取引所に設ける専用口座で売買されますが、「MtGox」によりますと、システムの不具合で、今月7日から口座と口座の間でのビットコインのやり取りを停止したということです。 「MtGox」では、原因を調べるとともに、10日中に復旧の見通しを取引所のホームページで明らかにするとしています。 ビットコインの円やドルへの交換や、顧客が指定する銀行口座など