富士通(東京)が、長野市北尾張部にある長野工場の土地と建物をプリント基板製造などのFICT(エフアイシーティー、長野市)に売却することが11日、分かった。同工場内に本社を置くFICTが、これまでも製造拠点として使っていた。富士通は既に同工場での生産から手を引いており、売却によって県内でのものづくりから…
「長野県民はかっぱ寿司のサラダ軍艦が好きなんですよね?」。長野県民ならば、県外の人に一度は聞かれたことがある質問だろう。そして、返事は決まっている。「はい。好きです」。個人的に好まないと言う人もいるだろうが、「長野県民は」と問われると「好きです」と答えざるを得ない。長野県内のかっぱ寿司に行けば、注文レーンをサラダ軍艦が4皿、5皿と連なって流れる光景や、お持ち帰り用のパックいっぱいにサラダ軍艦を敷き詰める人の姿がよく見られる。かっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイト(横浜市)によると、都道府県別の1店舗当たりのサラダ軍艦の販売数(2022年度)は、長野県が堂々の1位だ。 ◇ ◇ ◇ 【動画は記事の最後にあります】 ◇ ◇ ◇ ■そもそもサラダ軍艦って何? サラダ軍艦は1984年に発売された。まかない料理として親しまれてきた味を商品化。ねたは、ゆでたイカゲソ、魚のすり身、マヨネーズでできている。
黄色が目立つド派手な外観に「めざせいい男」のキャッチコピー。小諸市の国道18号沿いに建つ「メンズショップ・タカノ」は、かつてはボンタンや短ラン、長ランといった変形学生服をメインに販売していた衣料品店だ。変形学生服のブームは1970年代~90年代前半まで続き、経営者の高野弘夫さんは「最盛期は変形学生ズボンを年間2万本売った」と懐かしむ。しかし、ブームが去った今、メンズショップ・タカノの店内に変形学生服はない。その代わりに「新しいファッション」としてジャージ生地の「ボンタンジャージ」を推している。 ◇ ◇ ◇ 【動画は記事の最後にあります】 ◇ ◇ ◇ ボンタンジャージは、高野さんの共同経営者で息子の光弘さんが店舗裏の工場で作るオリジナル商品。普段着でボンタンのデザインを楽しめるようにと、10年ほど前に売り出した。中高生でボンタンをはいていた世代が懐かしがって買っていく他、「東京リベンジャーズ
731部隊の少年隊に所属し、飯田市平和祈念館での証言の展示を打診されていた清水さん。入隊時の写真の拡大コピーも用意していた=7月12日、宮田村 731部隊を巡っては2002年、中国人被害者らが起こした国家賠償請求訴訟で東京地裁が戦時中に生物兵器の開発、研究を行い、細菌戦を行っていたなどと認定した。一方、03年に当時首相だった小泉純一郎氏は国会で、細菌戦を示す資料は「現時点で確認されていない」と答弁。部隊については終戦直後に文書が処分された経緯もあり、専門家からは貴重な歴史的証言の展示を見合わせた市教委の姿勢を疑問視する声が出ている。 「自分たちの証言が紹介されなければ、部隊の事実が伝わらない」。戦時中、731部隊の少年隊に所属していた清水英男さん(92)=上伊那郡宮田村=はそう訴える。飯田市平和祈念館の開館前、市資料収集委員会から証言のパネル展示を打診され、了承。まだ14歳だった入隊時の集
長野市の善光寺に約300年前から伝わる木像「びんずる尊者像」が5日、盗まれたことが分かった。県警が同日、木像を盗んだ容疑者である男の身柄を松本署管内で確保し、木像は無事に見つ…
■名古屋大大学院教授 加藤博和さん(53) 地方鉄道を考える時、なぜそこに公共交通が必要か、なぜ鉄道なのか、それを使い地域をどうしたいか、考えることが抜け落ちてはいけない。鉄道にこだわりを持つのはいいが、単純に国や鉄道会社が負担してほしい―というのはおかしい。結局、都市部の人たちが負担することになるから、納得してもらえる理由が必要だ。 鉄道はユニバーサルサービスだという意見もあるが、そもそも駅まで遠い人は恩恵を受けない。鉄道だけ見ていてはだめで、公共交通網全体を考えなければならない。 鉄道の難しいところは、駅や鉄路が決まっていること。バスはルートを柔軟に変えることができる。だから、バス転換というのは有力な選択肢になる。 ◇ 例えば大糸線。北安曇郡小谷村から同郡白馬村の高校やスーパーなどに行く場合、バスを直行で走らせた方が便利なのではないか。白馬駅を改造し、駅の中から…
利用が低迷するJR大糸線南小谷以北の活性化に向けた取り組みを参考にしようと、共産党の田村智子政策委員長(小諸市出身)が17日、北安曇郡小谷村役場を訪れ、中村義明村長と懇談した。中村村長は、車社会の定着や少子高齢化の影響で村内も利用が少ないとしつつ、観光誘客の可能性などに触れ…
赤い羽根共同募金の集金を巡り、1世帯当たりの目安額が示されるのが「強制のように感じる」との住民の声を本紙「声のチカラ」(コエチカ)で紹介したところ、今度は、集める側の地区役員から「募金を集めなければならない圧力もある」との趣旨の投稿が届いた。投稿主は松本市城北地区の西町町会長、東靖人さん(67)。ある町会が「目標額」を達成できないと、他の町会が穴埋めする連帯責任の仕組みになっているという。(牧野容光) 「どうも、足を引っ張ってすみません」。東さんはここ数年、町会長が集まる会合に出席すると、決まってこうあいさつしている。西町の募金額が、目標額を下回り続けているからだ。 2021年度の資料によると、城北地区14町会のうち西町の目標額は4万3700円。これに対し実績額は1万6900円で4割足らずしか集められなかった。残る13町会のほとんどは目標額を達成し、8割に満たない町会は西町だけだった。 東
米ロサンゼルス市内の韓国人街にあるスーパー。マスクをしている人としていない人が混在している=12月20日(東さん提供) 「マスクって、まだ着けなきゃだめですか?」。こんな投稿が本紙「声のチカラ」(コエチカ)取材班に複数寄せられた。投稿者に聞くと、「海外ではもう、みんな外しているって聞きます」といった意見が目立つ。本当にそうなのか、米国在住ジャーナリスト2人に現地の様子を聞いた。(牧野容光) ■「着けている人もいる」が、3密の場面だけ 米国西海岸の大都市、ロサンゼルス市。1平方キロ当たりの人口密度は約3千人で、長野市の約7倍、松本市の約12倍だ。現地在住の東繁春さん(68)=広島県呉市出身=は「多くの人はマスクを外しているが、まだまだ着けている人もいます」と話す。 東さんはロサンゼルスを拠点に活動して約40年になる。現地新聞社勤務を経て1998年に日本文化に関するイベント情報を英語で発信する
戦後日本を代表する駒ケ根市出身の憲法学者、芦部信喜(のぶよし)氏(東京大名誉教授、1923~99年)の出身地、駒ケ根市が来年度、創設する予定だった「芦部信喜賞」について、伊藤祐三市長は17日、事業を白紙化する意向を明らかにした。市議の間に計画の進め方などに反発があり、事業化は困難と判断した。20日…
集団行動できず、責められ続けて カーペットの下に密かな「SOS」【ふつうって何ですか? 発達障害と社会】
北安曇郡白馬村神城の山林で、太陽光発電施設の発電パネルが台から外れたまま放置されていることが30日、分かった。保守点検などを担う上田市の管理会社によると、3月の大雪で壊れ、東京都の発電事業者に連絡したが、費用負担などを理由に修理や撤去の見通しが立っていない。 施設は山林を切り開いた斜面にあり…
「子どもの声がうるさいからって公園を廃止してしまって良いのでしょうか?」。本紙「声のチカラ」(コエチカ)取材班に長野市民から疑問の声が寄せられた。都会では子どもの声を嫌って保育園などの用地が確保できない事例があると聞く。いったい何があったのか。現地を訪ね、関係者に話を聞いた。(牧野容光) ■「長い間ご利用いただき、ありがとうございました」と張り紙 公園は長野市青木島町大塚にある青木島遊園地。小学校の体育館一つ半ぐらいの広さで閑静な住宅街にある。記者が初めて訪れた11月中旬はツツジやケヤキが見事に紅葉していたが、遊び回る子の姿はなかった。 ふとフェンスの張り紙を見ると「青木島遊園地は、令和5年3月31日をもって廃止いたします」とあった。市役所が作った張り紙だ。原状復旧工事のため今月ごろから閉鎖するとし「長い間ご利用いただき、ありがとうございました」と結んでいた。 ■多くの子どもたちにが遊ぶ公
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く