以前公開した第一部の続きになります。検索等でこの記事にたどり着かれた方は、まず先にこちらを読まれる事をおすすめします。 前回はCPU実験の大まかな概要や昨今の動向について書きました。今回はより掘り下げて、技術的な部分、特に私が担当していたコンパイラにおける各種最適化手法について書いていきたいと思います。前回は一般受けするように書きましたが、今回はたぶんエンジニアの中でも割と限られた層でないと面白くないかもしれません。。。 注意今から紹介する最適化手法は、あくまでコンパイラ実験課題であるレイトレプログラムに対して有効だった物を紹介しています。そのため、一般的なプログラムに対する最適化としてはあまり効果がない物、そもそも分割コンパイル等の都合上最適化を適用する事が不可能な物等も含まれてあるのでご注意ください。 また学生実験ゆえ、勘違いや間違ってる部分等あるかもしれませんが、そこは生暖かい目で見