ブックマーク / www.kyoto-u.ac.jp (56)

  • 多様な魚の遡上が川の生態系を支えている 回遊魚の「おしっこ」は川の生物の大切な栄養源

    海や湖にそそぐ自然のつながりの保たれた川には、海や湖からさまざまな回遊魚が産卵などの為に遡上してきます。これら多様な回遊魚の存在は川の生態系にどのように影響しているのでしょうか。 倉澤央 生態学研究センター修士課程学生(研究当時)、大西雄二 総合地球環境学研究所特任助教、宇野裕美 東北大学准教授らのグループは、琵琶湖にそそぐ川を対象に、綿密な野外調査による魚の遡上実態の解明と魚に由来する栄養塩の化学・安定同位体比分析を行いました。その結果、琵琶湖から遡上する多様な回遊魚が排泄する「おしっこ」が、一次生産者の生育に不可欠なリンや窒素などの栄養塩を河川生態系に供給することで河川の生物群集を支えていること、多様な魚種が季節をおって順に遡上することで年間8か月もの間その効果が持続することを明らかにしました。この成果は自然の生態系のつながりおよび大移動する動物の存在とその多様性が生態系全体に果たす役

    多様な魚の遡上が川の生態系を支えている 回遊魚の「おしっこ」は川の生物の大切な栄養源
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    zu2 2024/10/29
  • 数理モデルにより感染症伝播を解析 -サンタクロースが病気になると、何が起こるのか-

    古瀬祐気 ウイルス・再生医科学研究所 特定助教は、サンタクロースがクリスマスイブに感染症にかかっていた場合、どれだけの人が病気をうつされるのか差分方程式を用いた数理モデルによって解析しました。 研究では、サンタクロースが子どもたちに病気(インフルエンザと麻疹)をうつす確率を記述し、さらにその結果としてどれほどの被害が人口全体に生じるかをシミュレーションによって解析しました。 解析の結果、インフルエンザについては、サンタクロースと子どもたちとの間での感染伝播効率が「通常の大人から子どもへ病気がうつる確率と同じ」である場合には、流行規模が12%増大することが分かりました。一方で、前者が後者の1%である場合には、流行規模は増大しませんでした。また、麻疹については、前者と後者が同じ確率である場合、100%の確率で大規模な流行が起こりました。一方で、同じく1%の場合には通常の大人によって流行が引き

    数理モデルにより感染症伝播を解析 -サンタクロースが病気になると、何が起こるのか-
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    zu2 2023/12/24
  • 今後の京都大学オープンコースウェアについて

    京都大学では、今後の京都大学オープンコースウェアをより質の高いものとして系統的かつ積極的に発信していくための考え方をまとめましたので、お知らせします。 京都大学オープンコースウェア(OCW)では、学で行っている授業や公開講座、国際シンポジウムなどの動画等を広く公開し、6,300件を超えるコンテンツを学内外の多くの方々にご利用いただいてきました。これまでOCWを運用してきた高等教育研究開発推進センターが昨年9月末で廃止になりましたが、公開してきたコンテンツを維持するとともに、「今後の京都大学オープンコースウェアに関するタスクフォース」において、全学的な検討を行い以下の方針を決定しました。 現行のOCWのコンテンツについては、原則としてそれらを追加・削除することなく、同サイトを維持する。 新たに「OCW2.0(仮称)」を全学的に運用することとし、京都大学の知を社会に還元する一環として、高校生

    今後の京都大学オープンコースウェアについて
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    zu2 2023/01/18
  • 血液細胞の先祖が判明:それはアメーバ様単細胞生物だった

    長畑洋佑 医生物学研究所特定研究員、河宏 同教授らの研究グループは、血液細胞の進化的起源がアメーバ様単細胞生物であることを解明しました。 赤血球や血小板、好中球、マクロファージ(細胞)、リンパ球など、体内には様々な血液の細胞が存在しますが、その進化的起源については不明な部分が多く、マクロファージはほぼ全ての動物にも存在することから、「マクロファージが起源であろう」と漠然と推測されてきただけでした。研究では、マウスから単細胞生物にまで渡る広範な生物種の遺伝子発現状態を包括的に比較し、血液細胞の起源がマクロファージであること、その遺伝学的特徴が単細胞生物から保存されていることを突き止めました。研究の成果は、血液細胞の進化の理解を深めるとともに、異生物種間の遺伝子発現パターンの包括的な比較という新たな手法を開発し、生物進化の更なる解明に貢献すると考えられます。 研究成果は、2022年1

    血液細胞の先祖が判明:それはアメーバ様単細胞生物だった
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    zu2 2023/01/12
  • 今後の京都大学オープンコースウェアについて

    京都大学オープンコースウェア(OCW)では、学で行っている授業や公開講座、国際シンポジウムなどの動画等を広く公開し、6,000件を超えるコンテンツを学内外の多くの方々にご利用いただいています。このOCWは、全学的な事業として、これまで高等教育研究開発推進センターにおいて運用してきましたが、同センター廃止後の年10月以降も、公開されてきたコンテンツは維持することとしています。 そしてこのたび、OCWをより質の高いものとして系統的かつ積極的に発信していくため、「今後の京都大学オープンコースウェアに関するタスクフォース」を設置し、年内に結論を出すことを目指して全学的検討を始めたところです。 学としては、より多くの方々が大学の知的資産を利用しやすくなるような環境を再構築していきますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いします。 令和4年9月16日 京都大学

    今後の京都大学オープンコースウェアについて
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    zu2 2022/09/17
    “OCWをより質の高いものとして系統的かつ積極的に発信していくため、「今後の京都大学オープンコースウェアに関するタスクフォース」を設置し、年内に結論を出すことを目指して全学的検討を始めたところです”
  • 一般相対性理論におけるエネルギー概念の革新 -ブラックホールの新しい描像と新しい保存量-

    青木慎也 基礎物理学研究所教授、横山修一 同特任助教、大野木哲也 大阪大学教授らの研究グループは、一般相対性理論発見当初から懸案であった一般の曲がった時空において正しいエネルギーの定義を提唱しました。さらにその定義を自然に拡張することで宇宙全体からなる系で、エネルギーとは異なる、別の新しい保存量が存在することを理論的に示しました。 アインシュタインが提唱した一般相対性理論においてエネルギーを含め観測される量は一般座標変換で不変な量でなければなりません。ところが一般相対性理論提唱当初から一般座標変換で不変なエネルギーの定義に困難があったため、その困難を回避しながらエネルギーを計算する様々な試みが行われてきました。研究グループは、重力の量子論を研究する過程で一般座標不変なエネルギーの定義を発見しました。そしてこの定義をシュワルツシルトブラックホールに適用することで、ブラックホールは特異点に物

    一般相対性理論におけるエネルギー概念の革新 -ブラックホールの新しい描像と新しい保存量-
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    zu2 2021/11/07
  • シャコに寄生する謎多き巻貝の起源を解明 -巣穴の中の居候から体表寄生者へと進化-

    後藤龍太郎 フィールド科学教育研究センター助教、加藤真 人間・環境学研究科教授、髙野剛史 目黒寄生虫館研究員、Douglas J. Eerniesse カリフォルニア州立大学フラトン校教授、狩野泰則 東京大学准教授らのグループは、DNA情報に基づく分子系統解析を行うことで、甲殻類のシャコの腹面に寄生して暮らすイシカワシタダミの系統的位置を明らかにしました。 その結果、この巻貝は従来分類されてきたシロネズミガイ上科ではなくクビキレガイ上科という別のグループに入ることが判明し、さらにその中で干潟の動物(シャコやユムシ)の巣穴内に共生する巻貝の系統に内包されることが明らかとなりました。このことは、自由生活性の祖先から、宿主の巣穴内に居候する片利共生者を経て、シャコ類の体表に付く寄生者へと進化してきたことを示唆しています。寄生性の獲得に至る段階的な進化の過程が示された例は少なく、海洋における寄生生

    シャコに寄生する謎多き巻貝の起源を解明 -巣穴の中の居候から体表寄生者へと進化-
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    zu2 2021/07/10
    “このことは、自由生活性の祖先から、宿主の巣穴内に居候する片利共生者を経て、シャコ類の体表に付く寄生者へと進化してきたことを示唆しています”
  • 3000年前にあったサメの襲撃 -岡山県の縄文貝塚から世界最古の記録-

    中務真人 理学研究科教授らの研究グループは、津雲貝塚(岡山県)から発掘された人骨の1体(約3000年前)について、骨格に残された無数の傷の成因をサメの襲撃と特定しました。 漁撈・航海の開始以来、サメによる被害は、稀であっても続いてきたと考えられます。サメによる被害は古代ギリシアより記録にありますが、先史時代の考古学的証拠は非常に限られます。これまでプエルトリコで発掘された1000年前の人骨が世界最古の直接証拠でした。 1919年に津雲貝塚から発掘され学に保管されている人骨のうち、1体(約3000年前)の骨格に無数の傷が残されています。傷の性状分析、全身に及ぶ損傷の位置分析から、成因をサメの襲撃と特定しました。骨の残存状況は良好ですが、右下肢、左手など複数要素は完全に欠落し、周囲の残存部位には咬痕も観察されます。襲撃によりほぼ瞬時に死亡したはずですが、死体は回収されて埋葬されています。縄文

    3000年前にあったサメの襲撃 -岡山県の縄文貝塚から世界最古の記録-
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    zu2 2021/07/01
    “縄文時代、サメの歯は装飾品に用いられていますが、形が好まれただけではなく、危険性による希少性があったのかもしれません”
  • ネコのマタタビ反応の謎を解明 -マタタビ反応はネコが蚊を忌避するための行動だった-

    金子周司 薬学研究科教授、宮崎雅雄 岩手大学教授、上野山怜子 同修士課程学生、西川俊夫 名古屋大学教授、英国・リヴァプール大学の研究者らの研究グループは、ネコのマタタビ反応が蚊の忌避活性を有する成分ネペタラクトールを体に擦りつけるための行動であることを解明しました。 ネコがマタタビを嗅ぐと葉に体を擦り付けごろごろ転がる反応「マタタビ反応」は、マタタビ踊りとも言われ江戸時代から知られているとても有名な生物現象の一つです。しかしなぜネコがマタタビに特異な反応を示すのか、その生物学的な意義については全くわかっていませんでした。研究では、まずマタタビの抽出物からネコにマタタビ反応を誘起する強力な活性物質「ネペタラクトール」を発見しました。次にこの物質を使ってネコの反応を詳細に解析して、マタタビ反応は、ネコがマタタビのにおいを体に擦りつけるための行動であることを明らかにしました。マタタビに含まれる

    ネコのマタタビ反応の謎を解明 -マタタビ反応はネコが蚊を忌避するための行動だった-
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    zu2 2021/01/21
    “マタタビに含まれるネペタラクトールは、蚊の忌避効果があることも突き止め、ネコはマタタビ反応でネペタラクトールを体に付着させ蚊を忌避していることを立証しました”
  • 大豆と納豆菌のせめぎ合いの仕組みを解明 -生きた大豆は納豆菌を嫌い、納豆菌は死んだ大豆が好き-

    杉浦春香 農学研究科修士課程学生(研究当時)、橋渉 同教授らの研究グループは、生きた大豆は納豆菌の増殖を抑制し、納豆菌は死んだ大豆を栄養源として増殖する仕組みの一端を明らかにしました。 納豆菌は枯草菌の一種で、枯れた草(枯死体)などの中に生存しています。研究では、生きた大豆と死んだ大豆のそれぞれに納豆菌を接種して、納豆菌の増殖を調べました。その結果、生きた大豆では納豆菌の増殖が顕著に抑制されましたが、納豆菌は死んだ大豆で良好に生育し、納豆に変化させました。生きた大豆は納豆菌の増殖を抑制する抗菌物質を分泌することが示唆されます。一方、納豆菌は死んだ(蒸)大豆の細胞壁成分を感知し、それを栄養源として増殖することがわかりました。 研究は、自然界での植物-微生物間の生存戦略の理解及び抗菌物質の開発に繫がると期待されます。 研究成果は、2020年10月29日に、国際学術誌「Scientifi

    大豆と納豆菌のせめぎ合いの仕組みを解明 -生きた大豆は納豆菌を嫌い、納豆菌は死んだ大豆が好き-
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    zu2 2020/11/09
  • BCGワクチン接種義務の制度化が新型コロナウイルスの拡散率を低下させる可能性を示唆

    北山忍 こころの未来研究センター特任教授(ミシガン大学教授)らの研究グループは、 BCGワクチン接種義務の制度化が新型コロナウイルスの拡散率を低下させる可能性を示唆しました。 新型コロナウイルスによる感染者数や死亡者数は国ごとに大きく異なります。この事実の説明として、BCGワクチン接種義務の制度が関わっているのではないかと議論されています。しかし、現在のところ、国際比較データの分析に伴う方法的問題から結論は明らかではありません。 そこで研究グループは、まず国ごとの流行の初期における感染者数と死亡者数の増加率を見ることにより報告バイアスの効果を排除し、さらに、様々な交絡要因を統計的に統制しました。その上で、計130数カ国を比較した結果、BCGワクチンの接種を少なくとも2000年まで義務付けていた国々では、そうでない国々と比べて、感染者数、死亡者数共に増加率が有意に低いことを見出しました。こ

    BCGワクチン接種義務の制度化が新型コロナウイルスの拡散率を低下させる可能性を示唆
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    zu2 2020/08/27
  • 一方向にのみ電気抵抗がゼロとなる超伝導ダイオード効果を発見 -エネルギー非散逸な電子回路の実現に向け期待-

    小野輝男 化学研究所教授、安藤冬希 同博士課程学生(研究当時)らの研究グループは、柳瀬陽一 理学研究科教授、荒川智紀 大阪大学助教らと共同で、非対称構造を有する超伝導人工格子において、一方向にのみ電気抵抗がゼロとなる超伝導ダイオード効果を初めて観測しました。 ダイオードとは、順方向に電流をよく流す一方で逆方向にはほとんど流さない特性を持つ素子であり、整流器・混合器・光検出器など数多くの電子部品に半導体ダイオードが利用されています。しかし、半導体の電気抵抗はゼロでない有限の値を持つため、各部品におけるエネルギー損失の問題が避けられません。そこで、半導体ではなく電気抵抗ゼロの超伝導体にダイオードの特性を付与すること、即ち超伝導ダイオードの実現が望まれていました。 研究では、ニオブ(Nb)層、バナジウム(V)層、タンタル(Ta)層から構成される非対称構造を有した超伝導人工格子において、臨界電流

    一方向にのみ電気抵抗がゼロとなる超伝導ダイオード効果を発見 -エネルギー非散逸な電子回路の実現に向け期待-
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    zu2 2020/08/22
  • 2種類のADHD治療薬が対照的な作用を持つことを発見 -ゼブラフィッシュで行動や脳での働きを探る-

    鈴木志穂 医学部学生、 木村亮 医学研究科助教、萩原正敏 同教授、前川真吾 情報学研究科助教らの研究グループは、注意欠如・多動症(ADHD)の主な治療薬であるメチルフェニデートとアトモキセチンが、脳での働きや行動への影響についてそれぞれ異なることを見出しました。 ADHDは不注意や多動、衝動性を特徴とし、近年増加傾向にあると言われています。その一方、治療薬の作用メカニズムには不明な点が多く残っています。そこで研究では、ゼブラフィッシュを用いてADHD治療薬の脳や行動への影響を調べました。その結果、2つの薬剤で相反する不安様の行動がみられ、さらに脳では相反する挙動を示す共通の遺伝子群がみつかりました。このような遺伝子の多くは脂質代謝に関わっていました。これらの知見は、今後のADHD治療薬の開発や使用を考える上で手がかりとなることが示唆されます。 研究成果は、2020年5月6日に、国際学術

    2種類のADHD治療薬が対照的な作用を持つことを発見 -ゼブラフィッシュで行動や脳での働きを探る-
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    zu2 2020/08/21
  • 「吉田寮自治会」名義の入寮募集について

    吉田寮は学が管理する学生寄宿舎であり、学が平成29年12月19日に公表した「吉田寮生の安全確保についての基方針」に従って、平成30年1月以降は新棟、現棟ともに新規入寮を認めていません。 現在、「吉田寮自治会」名義で2020年秋季入寮募集の実施が案内されていますが、このことは上記基方針及び学が平成31年2月12日に公表した「吉田寮の今後のあり方について」に反するものであり、誠に遺憾であります。 そのため、学は、在学生及び入学予定者に対し上記入寮募集に応じることのないように注意喚起を行いました。 学は、「吉田寮自治会」名義で上記入寮募集を行う者・団体に対し吉田寮への入寮募集を行わないようここに警告するとともに、「吉田寮自治会」名義の無責任な上記入寮募集に応じて吉田寮に入寮することは到底認められませんので、改めてここに周知し、注意喚起を行うものです。 令和2年8月18日 学生担当理

    「吉田寮自治会」名義の入寮募集について
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    zu2 2020/08/21
  • 本学における新型コロナウイルス感染症罹患者の発生について(第4報)(2020年7月24日)

    2020年7月21日にお知らせしました学学生の新型コロナウイルス感染に関連し、接触が疑われる者54名に対してPCR検査を実施したところ、7月23日に4名の学生が新型コロナウイルス感染症に罹患していることが判明しました。(1名については、PCR検査の実施について所轄保健所と調整中) あわせて5名の感染者となりました。 感染した学生については、保健所からの指示により入院または自宅にて療養を行っております。 学においては、改めて、全ての課外活動を自粛するとともに、全ての学生に対して注意喚起のため、日以下のとおり要請いたしました。 今後、京都府や京都市と連携し、これ以上の感染拡大の防止と、再発の防止に全力を尽くしてまいります。 今回このような集団感染(クラスター)が発生し、関係者の皆様方には大変ご心配とご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。 感染症法の趣旨を踏まえ、感染者や

    本学における新型コロナウイルス感染症罹患者の発生について(第4報)(2020年7月24日)
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    zu2 2020/07/24
    集団感染のあった “課外活動” って何だろ? 活動後の宴会があった?
  • 本学における新型コロナウイルス感染症罹患者の発生について(第2報)(2020年7月21日)

    2020年7月20日、学学生が新型コロナウイルスに感染していることが判明しました。(京都市公表の393例目の男性が該当します。) 当該学生は、7月13日に発熱、咳等を発症し、17日に医療機関を受診し、PCR検査を実施しました。その後、7月20日夕方に陽性が判明しました。 なお、当該学生は、7月11日および12日に屋外での課外活動に参加していました。 このため、保健所からの指導により、当日の課外活動に参加していた者をはじめ接触が疑われる者約50名に対して、自宅待機および体調の経過観察を行うとともに、PCR検査を実施することとしています。 また、7月21日より一旦すべての課外活動を停止することといたしました。 学では、危機対策部において、「新型コロナウイルスに対する学の方針について」を定め、学生および教職員にも学内の掲示板やメール、学ホームページ等で周知に努めています。 引き続き、国

    本学における新型コロナウイルス感染症罹患者の発生について(第2報)(2020年7月21日)
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    zu2 2020/07/22
  • 冥王星の大気の崩壊が急速に進行している可能性を示唆 -星を隠す瞬間の観測によって初解明-

    有松亘 理学研究科研究員らの研究グループは、ハワイ・ハレアカラ山頂の東北大学T60望遠鏡を使用して、2019年7月に冥王星によって恒星が隠される「掩蔽 (えんぺい) 」とよばれる現象の観測に成功しました。掩蔽観測データを詳細に解析した結果、掩蔽観測時の冥王星の大気圧が2016年の観測結果と比べて約20%低下したことを発見しました。 1988年に冥王星の大気が発見されて以来、その大気圧は単調に上昇しつづけてきましたが、結果はこれまでの観測傾向とは真逆の変化を示しています。今回発見された急速な大気圧の低下は理論モデルでも予測されておらず、現在の冥王星では予想外のペースで大気の主成分である窒素ガスが表面に凝結して凍りつき、大気の崩壊が進んでいる可能性があります。今後も恒星掩蔽を継続的に観測することで、いまだ謎の多い冥王星の大気の特性と今後の運命が明らかになると期待されます。 研究成果は、20

    冥王星の大気の崩壊が急速に進行している可能性を示唆 -星を隠す瞬間の観測によって初解明-
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    zu2 2020/06/18
  • 新しい周期表を考案 -原子核の周期表「ニュークリタッチ」-

    萩野浩一 理学研究科教授、前野悦輝 同教授は、原子核の陽子の数に着目した、新しい周期表「ニュークリタッチ」を考案しました。 今回考案した周期表は、中学の教科書にも登場する元素の周期表に似ていますが、元素記号の並び方が異ななる「原子核」の周期表です。すい、へー、りー、ベー(水素(H)、へリウム(He)、リチウム(Li)、ベリリウム(Be))の順は同じですが、ヘリウムの下には希ガス安定元素のネオン、アルゴンなどではなく、酸素、カルシウムなどが並んでいます。 原子核に含まれる陽子の数が、魔法数(マジック・ナンバー)と呼ばれる2、8、20、28などになるとき原子核が安定になることは良く知られています。しかし、それを周期表の形にした例はこれまでありませんでした。 元素の周期表との比較が容易な原子核の周期表ができたことによって、魔法数を含めて原子核の性質を学ぶ上での新しい指標ができます。今後は大学の教

    新しい周期表を考案 -原子核の周期表「ニュークリタッチ」-
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    zu2 2020/05/11
    “原子核に含まれる陽子の数が、魔法数(マジック・ナンバー)と呼ばれる2、8、20、28などになるとき原子核が安定になることは良く知られています。しかし、それを周期表の形にした例はこれまでありませんでした”
  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患時の死亡リスクを推定 -2020年1月〜2月の中国を対象として-

    憲治 白眉センター 特定助教らの研究グループは、2020年1月〜2月の、中国における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による患者数と死亡者数のデータを用い、新型コロナウイルス感染症罹患時の死亡リスクを推定しました。 死亡リスク推定にあたっては、被害規模の観点から、中国を(1)武漢市、(2)湖北省(武漢市を除く)、(3)中国全体(湖北省を除く)、の3地域に区分し、入院から死亡までの時間遅れを調整しました。 時間遅れ調整後の死亡リスクは、武漢市においては12%に達する一方で、他の地域では概ね1%程度と推定されました。武漢市における高い死亡割合の原因としては、院内感染等の医療システムの崩壊の他、未報告の患者数の増加等の要因等が考えられ、手洗い等の個人的な実践の他、社会的隔離や移動制限の重要性が示唆されました。 研究成果は、2020年3月13日に、国際学術誌「Emerging In

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患時の死亡リスクを推定 -2020年1月〜2月の中国を対象として-
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    zu2 2020/04/20
  • 本学における新型コロナウイルス感染症罹患者の発生について(2020年4月9日)

    2020年4月9日(木曜日)、学学生が新型コロナウイルスに感染していることが判明しました。 件を受けて、当該学生への聞き取り等により判明した事実および学の対応について以下のとおりお知らせします。 1. 感染者の年代、性別について 20代 男性 京都市公表の98例目の男性が該当します。 2. 当該学生の行動等について 3月25日(水曜日)海外渡航(ニュージーランド)より帰国 3月30日(月曜日)喉の痛みが出て、この日より自宅にて静養 4月2日(木曜日) 書類を受け取りに、一時大学構内に入構。その後は自宅に戻り、自宅にて静養 4月6日(月曜日) 医療機関を受診(PCR検査) 4月7日(火曜日) PCR検査にて陽性確定 現在、発熱、咳等の症状はなく、保健所の指示により経過観察中 3. 判明後の対応について 保健所の確認により、学内に濃厚接触者はおらず、当該学生の学内の立ち寄り場所については

    本学における新型コロナウイルス感染症罹患者の発生について(2020年4月9日)
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    zu2 2020/04/10