こんにちは。TRiPORTライターの赤崎です。日本人の多くは日本で生まれ育ち、日本で一生を終えます。しかし、もし自分が日本人でありながら、別の国で生まれ、大人になり、その国の言葉しか話せないならば、あなたは自分の事を「どこの国の人」だと認識するでしょうか? また、他の人はあなたを「どこの国の人」だと思うでしょうか?そんな葛藤を抱きながら、作品作りをしている在日韓国人三世の映画監督、キム・スンヨンさんにお話を伺いました。 自分が韓国人である事に向き合えなかった ── 最初にキムさんの簡単なプロフィールをお願いします。1968年生まれ、滋賀県出身の在日コリアンのドキュメンタリー映画監督です。でも、コリアンと言っても日本で生まれ育ちましたので、韓国語はほとんど知らないんですよ。民族性を大切にしなさいと言われるのがとても重荷で、それに反発するように韓国語も勉強しなかったんですね。 だけど旅番組が
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