もっけ(勿怪) 1 アフタヌーンKC 作者: 熊倉隆敏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/06/19メディア: コミック クリック: 44回この商品を含むブログ (108件) を見る全9巻を持ちまして熊倉隆敏『もっけ』が無事、大団円を迎えました。シリアスとほのぼののバランスを見事に保った良質なマンガでしたので、完結を機にこの物語を振り返ってご紹介したいと思います。 「見える」姉、「憑かれる」妹 『もっけ』は月刊アフタヌーンに熊倉隆敏が連載していた伝奇漫画です。「もっけ」とは「勿怪」と書き「勿の怪=物の怪=もののけ」、有り体に言えば「妖怪」のことを言います。「もっけの幸い」の語源ですね。 物語は、「もっけ」が見える体質の姉・檜原静流と「もっけ」に好かれ憑かれやすい体質の妹・檜原瑞生が毎回様々な「もっけ」に「出会う」お話です。 古くはバロム1、最近では『バクマン。』と、「二人で一人」