概要 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(所長:坂内正夫(さかうち まさお))(以下、NIIという)とスタンフォード大学(学長:ジョン・ヘネシー)(以下、SUという)の山本喜久(やまもと よしひさ)教授と宇都宮聖子(うつのみや しょうこ)研究員らは、独立行政法人 科学技術振興機構(理事長:北澤宏一(きたざわ こういち))(以下、JSTという)と共同で、多数の相互作用する粒子からなる系で現われる様々な量子多体現象をシミュレートできる光半導体素子を開発することに成功しました。具体的には、量子井戸と呼ばれる半導体薄膜を周期的な光の閉じ込め機能を持った微小光共振器アレイに埋め込んだ光半導体素子を作製し、この系において、「エキシトンポラリトン」と呼ばれる粒子のボーズアインシュタイン凝縮体を多数平行して同時に形成し、これらを相互に結合させることにより、新しい超流動現象を観測
日米の研究チーム、ヒトの皮膚から万能細胞の培養に成功 2007年11月21日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim 京都大学とウィスコンシン大学のそれぞれの研究チームが、ヒトの皮膚細胞に新しい遺伝子を組み込んで再プログラム化し、心臓、筋肉、脳組織など、さまざまな細胞に分化させることに成功した[写真は京都大学の研究のもの]。 Photo credit: Cell Press 生物学的錬金術が先例のない飛躍を見せた。2つの研究チームが、ヒトの皮膚細胞を、物議をかもしている胚性幹細胞(ES細胞)と同様の医学的有望性を秘めた幹細胞に変化させることに成功したのだ。 京都大学の山中伸弥教授[山中氏に関しては、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の教授になるという8月16日付けのプレスリリースがある]と、ウィスコンシン大学のJunying Yu氏がそれ
山中 伸弥教授(物質−細胞統合システム拠点/再生医科学研究所)らの研究グループは、ヒトの皮膚細胞からES細胞(胚性幹細胞)と遜色のない能力をもった人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発に成功しました。ヒトiPS細胞は患者自身の皮膚細胞から樹立できることから、脊髄損傷や若年型糖尿病など多くの疾患に対する細胞移植療法につながるものと期待されます。またヒトiPS細胞から分化させる心筋細胞や肝細胞は、有効で安全な薬物の探索にも大きく貢献すると期待されます。 この論文は 11月20日(火曜日)正午(米国東部時間)に米国科学誌「Cell」のオンライン速報版で発表されることになりました。 JST(理事長 北澤宏一)と京都大学(総長 尾池和夫)は、ヒトの皮膚細胞から胚性幹細胞(ES細胞)(注1)と遜色のない能力をもった人工多能性幹細胞(iPS細胞)(注2)の開発に成功しました。 胚性幹細胞(ES細胞)は、高
「サーファー物理学者」の新たな統一理論に注目集まる 2007年11月21日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (1) John Borland 2次元平面に投影された『E8』。[参考記事はこちら] Photo credit:American Institute of Mathematics Garrett Lisi氏は、思慮深い物理学者として広く認知されている。だが、たいていの物理学者と違って、Lisi氏は大学や研究機関に長く所属した経歴を持たない。Lisi氏はサーファーかつスノーボーダー[生活費は旅行ガイドや建設作業などで稼いでいる]。その彼が、万物の新たな普遍的理論を説く論文を発表した。 予稿の形で発表されたこの論文は物理学界でたちまち話題を呼び、このような抽象的な数学を扱った論文としては珍しく、一般からも大きな注目を集めている。 Lisi氏自身は、重力を含むすべて
JST(理事長 北澤宏一)と京都大学(総長 尾池和夫)は、ヒトの皮膚細胞から胚性幹細胞(ES細胞)(注1)と遜色のない能力を持った人工多能性幹細胞(iPS細胞)(注2)の開発に成功しました。 胚性幹細胞(ES細胞)は、高い増殖能とさまざまな細胞へと分化できる多能性を持つことから、再生医学(細胞移植療法)におけるドナー細胞の資源として期待を集めています。しかし、ES細胞はヒト受精卵から作製するために慎重な運用が求められており、また患者へ移植すると拒絶反応が起ってしまいます。そこで患者自身の体細胞から直接、ES細胞と同じ能力を持った幹細胞を樹立することが求められています。 本研究チームは昨年8月に、4つの因子を組み合わせてマウス体細胞に導入することにより、高い増殖能とさまざまな細胞へと分化できる多能性を持つiPS細胞の樹立に成功しました。また本年5月には、改良したマウス第2世代iPS細胞も樹立
窓ガラスは屋内に可視光を取り込む役割を果たしているが、可視光以外に熱も透過するため室内外の断熱性を悪くしている。そのため、近年では断熱性の高い複層ガラスや熱線反射ガラスなどの普及が進んでいるが、さらに省エネルギー効果を高めるためには、必要に応じて外部から入ってくる光を自由に調節できるガラスが望まれている。これを可能にするガラスが調光ガラスである。これまで開発されている調光ガラスの中でも電気的に光の透過率をコントロールできるエレクトロクロミック調光ガラスは一部商品化もされている。しかしながら、従来のエレクトロクロミックガラスは、透明な状態から濃い青色の状態に変化して光を吸収することで調光を行うため、ガラス自身が熱くなってしまい、その結果ガラスからの熱が室内に再放射されてしまうという欠点があった。これを解決するためには、太陽光を吸収でコントロールするのではなく、反射でコントロールする必要がある
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