発表・掲載日:2008/03/04 新しい高効率色素増感太陽電池の開発 -従来の色素増感太陽電池の変換効率を超える新しい技術- ポイント タンデム型色素増感太陽電池として変換効率11%を実現。 極めて透明かつ起電力の高い酸化チタン電極の作製に成功。 低コストで、飛躍的に効率を向上させるための基礎技術を確立。 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)エネルギー技術研究部門【研究部門長 大和田野 芳郎】太陽光エネルギー変換グループ 杉原 秀樹 研究グループ長、佐山 和弘 主任研究員、柳田 真利 研究員らは、太陽光に対する光電変換効率が11.0%のタンデム型色素増感太陽電池を開発した。新しい色素増感太陽電池として従来の変換効率を超える値である。 産総研では、飛躍的な性能向上のため、2種の色素増感太陽電池を重ね合わせ、上部の電池で可視光領域の光を吸収し、下部の