マンガ家の楳図かずおが、東京・吉祥寺に「まことちゃんハウス」と呼ばれる新居の建築を始めたのは、昨年3月のこと。本人のラッキーカラーでもある赤と白のストライプを外壁にあしらい、屋根には「まことちゃん像」を設置するという、少し奇抜な楳図かずおらしい独特なセンスが光る家なりよ。でも、この新居の概要が明らかになると、近隣住民から「閑静な住宅街の景観を破壊する」「気色悪い」「乱痴気な建物」と反発の声が上がり、裁判に発展する事態に。この件はワイドショーや週刊誌、スポーツ紙などでも盛んに取り上げられたなりよね。 ただ、訴訟を起こした「少し離れたところに住む」近隣住民はたったの2名。「景観を破壊する」が近隣住民の総意とは言えず、また、裁判は延々と続くことから工事は粛々と進められ、ほぼ完成した3月14日には新居を覆っていたシートが外される「除幕」となったなりね。これにより、初めて「気色悪い」「乱痴気な建物」