今の生活パターンだと、こちらのメインブログを週3回更新するのは正直厳しいのだが、またまた政界ドタバタ劇が持ち上がったので、便乗して野次馬エントリを挙げることにして、前回のエントリで予告した、『中央公論』5月号掲載の神野直彦教授と与謝野馨の記事の比較は先送りする。 前回のエントリについては、コメント欄で議論になっているが、いくら効率的な政府を求めたり、天下りに反対したり、再分配の必要を認めたところで、「小さな政府」という用語を用いる限り、その論者は新自由主義者であると私はみなす。「小さな政府」という言葉にマイナスイメージを定着させるためにも、「小さな政府」という用語を肯定的な意味で用いる論者を私は認めない。「小さな政府」には、金持ちへの増税をよしとしないイデオロギーがある。植草一秀も、かつてテレビ番組のコメンテーターを長く務めたマスコミ長者だった。そのマスコミにおける税制の議論を見よ。「所得