火星の地表に向けてパラシュートを開いて降下しているキュリオシティ。画面右は拡大図=NASAなど提供 米航空宇宙局(NASA)は6日、火星探査機「キュリオシティ」がパラシュートを広げて火星へと降下していく様子を撮影した画像を公開した。火星上空の周回衛星が、キュリオシティから約340キロ離れたところから高解像度カメラで撮った。 撮影したのは、キュリオシティが火星の地上まであと約3キロに迫った瞬間。NASAは、撮影のタイミングを合わせるため、3月から準備してきた。この瞬間から1秒ずれただけで、キュリオシティは画面から消えていたという。 NASAは「我々は火星上のパパラッチ(有名人を追いかけ回すジャーナリスト)のようなものだ」とコメント。「今一番のセレブの動向を捉えた」と喜んでいる。(小坪遊) 関連記事火星探査機が着陸に成功 NASAのキュリオシティ(8/6)「恐怖の7分間」目前 火星探査機