今月行われた大学入試センター試験の理科で、「生物」と「物理I」の平均点に20点以上の差が出たため、大学入試センターは得点調整を行うことを決めました。 センター試験で得点調整が行われるのは平成10年以来、2回目です。 大学入試センター試験は今月17日と18日に行われ、学習指導要領の改訂に伴い理科と数学が新課程での出題となりましたが、浪人生は今回に限って旧課程で受験することが認められていました。 大学入試センターが、受験者のほぼすべてに当たる53万人余りの結果を集計したところ、理科で新課程の「生物」の平均点が48.39点、旧課程の「物理I」が69.93点と21.54点の差が出ました。 センター試験では、受験者が1万人以上の科目で、問題の難易度によって平均点に20点以上の差が出た場合、得点調整を行うことにしていて、平均点の差が15点以内に収まるように調整を行うことを決めました。 大学入試センター