「バスタ新宿」。4月に東京・新宿にオープンしたバスターミナルの愛称だ。パルコなど建物にラテン系言語の響きが使われて久しいが、スペイン語やイタリア語で「いいかげんにしろ!」「うんざりだ!」といった意味の「バスタ」まで飛び出した。日本人にとってカッコイイ名前は、時代とともにどう変わってきたのか。バスタ誕生を機に考えた。【藤原章生】 「バスタ? 最初はちょっと驚いたけど、まあ、日本にはいろんな名前があるから。『新宿はうんざり』って意味じゃないとは分かったけどね。かえって面白いよ、変で」。日本滞在歴24年。日本で発行されるスペイン語の日刊紙「インターナショナルプレス」の編集長、ルイス・アルバレスさんの反応だ。 この記事は有料記事です。 残り2436文字(全文2741文字)