自然豊かな地でコツコツとつくられたよい品を、全国へ届ける。創業40年を超えたサンクゼールは“食のSPA”とも呼べる垂直モデルを生産地とともに築き上げた。コロナ禍における守りと攻めの姿勢を聞く。 SPA(製造小売業)の代名詞といえば、ユニクロ。川下(販売)と川上(企画・生産)を一直線につなげて、人気商品を安価に安定供給することで大成功を収めた。流通を効率化させたこのSPAに対して、真逆の「非効率型」SPAを食の世界で完成させて成功したブランドがある。7年ほど前から、全国の商業施設や観光地で見かけるようになった「久世福商店」だ。食のセレクトショップだが、その手法は効率的とは言えない。全国の生産者を訪ね、その土地にしかない良品を発掘。統一ブランドで展開するという、食の源流から河口までをつなげたビジネスモデルだ。手がけるのは長野・飯綱町に本拠地を置くサンクゼール。本社と工場がある「サンクゼールの丘
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