富山市の寺に侵入し金品を盗もうとしたとして、逮捕・勾留された富山県内の70代男性に、富山地裁が無罪判決を言い渡していたことがわかりました。弁護士によりますと検察側は控訴しない方針で、男性の無罪が確定します。 【写真を見る】「犯人とする証拠ない」約1年の勾留…窃盗未遂70代男性の無罪確定 検察「原審の判断覆すのは困難」 富山 起訴状などによりますと、男性は2020年9月26日、富山市内の寺の住居部分に侵入し、カバンを物色するなどしましたが住人に気付かれ逃走したとして住居侵入と窃盗未遂の罪に問われていました。 男性の弁護士によりますと裁判で検察側は、防犯カメラに映った犯人の体形や服装が男性に似ていることなどを指摘。 一方、弁護側は、犯人が所持していたペンライトや手袋を男性が持っていなかったことなどを挙げ無罪を訴えていました。 7月8日、富山地裁の本多進裁判官は「被告人が本件事件の犯人であること