<歴史的な米朝首脳会談に世界は沸き立つが、日米には実現までに乗り越えるべき課題が山積している> ホワイトハウスは3月8日、ドナルド・トランプ大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との直接会談に応じることを認めた。 今回の発表はワシントンでも相当の「サプライズ」だった。2月の平昌冬季五輪の前には、北朝鮮との対話を重視する韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権と圧力重視のトランプ政権が大きく食い違っていることが、はたから見ても明らかになりつつあった。 そして五輪開会式に出席したマイク・ペンス副大統領が、北朝鮮から派遣された金正恩の妹の与正(ヨジョン)と一言も言葉を交わさなかったことが、トランプ政権の北朝鮮に対する強硬姿勢を示す象徴的行為として報道された。 そもそも1月末には、元国家安全保障会議(NSC)アジア部長のビクター・チャの駐韓米大使内定が取り消しになった(後任は未定)の
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