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ブックマーク / honz.jp (8)

  • 『ナナメの夕暮れ』どのエピソードも「最後の一行」が素晴らしい - HONZ

    タレントの仕事はといえば、その日その日で「現場」へ向かい、その日限りの仕事をこなすのが日常です。わっと集合して、どっと収録して、さっと帰る。日々多くの人に出会いますが、プライベートでも付き合うような間柄の人は(まあ人にもよるでしょうが)あまり多くはありません。というか私はそうです。テンション高く、ひとときの「祭り」を演じ、終われば次へ行くのです。 若林さんはたびたびバラエティ番組でお目にかかりますが、心地よく「ツッコんで」くれるのでとてもありがたい存在です。気付いたら出演者の中でも最年長、なんてときは、みんな遠慮するのかあまり触れてもらえないこともあります。そんなとき、スタジオに若林さんがいるとちょっとホッとします。ですが、仕事以外の話をしたことはありませんでした。 ある日、ツイッターを見ていたら平野啓一郎さんの最新小説『ある男』を若林さんが読んで書いたエッセイが回ってきました。何気なく開

    『ナナメの夕暮れ』どのエピソードも「最後の一行」が素晴らしい - HONZ
  • 『花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』 - HONZ

    書『花殺し月の殺人──インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』は、2017年にダブルデイ社から刊行された、デイヴィッド・グランの最新ノンフィクション、Killers of the Flower Moon: The Osage Murders and the Birth of the FBI の翻訳である。 2017年4月18日の刊行以来、40週連続で《ニューヨーク・タイムズ》のベストセラーリストにランクインした話題作だ。《タイム》、《ウォール・ストリート・ジャーナル》、《シアトル・タイムズ》、《ブルームバーグ》、《ニューズデー》、《ライブラリー・ジャーナル》、《ペースト・ブック》、《BookBrowse.com》、《Literary Hub》、《カーカス・レビュー》、《スレート・マガジン》、《GQ》、《エンターテインメント・ウィークリー》、《ヴォーグ》、《スミソニアン》、《コスモポリタン

    『花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』 - HONZ
  • 『ピラミッド 最新科学で古代遺跡の謎を解く』ピラミッドを作った人々のリアリティ - HONZ

    古代エジプト、あるいはピラミッドという語句に接して、胸をときめかせずにいられる日人は、そう多くはあるまい。だが時間的にも空間的にも遠く隔たった魅惑的な異世界に、私たちは勝手な幻想——時に超古代文明から宇宙人まで登場する——を投影してもきた。確かに古代エジプト、そしてピラミッドに謎は存在する。この謎に営々と立ち向かってきた、考古学者たちによる研究の歩みを明らかにしながら、なお残る謎が何なのかを明確に指し示したのが、エジプト考古学者の河江肖剰による書だ。 「待望のカイロ・アメリカン大学に入学を果たした私は、フレッシュマンながらに『大ピラミッドの謎を解明したい!』と意気込んでいた。しかし、その謎が具体的に何を指しているのか、当の人にもよく分かっていなかった」。考古学シロートの筆者が心から共感できるスタート地点から、いままさに河江自身が立っているエジプト学研究の最前線へと読者を誘うために、

    『ピラミッド 最新科学で古代遺跡の謎を解く』ピラミッドを作った人々のリアリティ - HONZ
  • 凝集と拡散のせめぎ合い──『宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで』 - HONZ

    凝集と拡散のせめぎ合い──『宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで』 書名と副題からもわかる通り、書は宇宙史を扱った一冊だ。 これがもうびっくりするぐらいおもしろい/わかりやすい! 他の解説で、書かれている意味がよくわからずに何度も何度も辛抱強く読み返してようやく理解したようなことが、スッと理解できる形で、より短くまとめられていて、まずその端的なわかりやすさに感動してしまった。 書は深いテーマを掘り下げていく類のではないからこれ一冊で宇宙は全てOKというわけではないけれども、その代わりに俯瞰的に宇宙の歴史をまとめ、宇宙の始まりから終わりまでを適切に駆け抜けてみせる。「宇宙論のって出すぎていてどれを読んだらいいかわかんない」という人も多いだろうが、そういう人にこそまず書を渡したい、そんな決定的な一冊なのである。 そもそも終わりはあるのか?

    凝集と拡散のせめぎ合い──『宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで』 - HONZ
  • 『心臓の科学史 古代の「発見」から現代の最新医療まで』 心臓の謎に挑み続けた人類の物語 - HONZ

    われわれはたった今医学の歴史を作った ルネ・ファバローロが世界で初めて心臓のバイパス手術を成功させたとき、ファバローロの仲間は高らかにそう宣言した。この宣言は決して大げさなものではない。なにしろ、ファバローロらによるバイパス手術の手法が確立するまで、冠動脈の塞栓が原因となるありふれた疾患を含む多くの心臓病に直接的な治療の手段は存在しなかったのだ。 ファバローロが世界初の偉業を成し遂げるまでの道のりは決して平坦なものではなかった。1923年のアルゼンチンに生まれたファバローロは、母国で医師として一定の成功を収めていたが、目の前の患者を救う以上のもの、新たな治療法の発見を強く願っていた。強烈な理想家であった彼は、最新の研究が行われているという噂だけを頼りにアメリカへと旅立った。ビジョナリーではあっても世事に疎かったファバローロは、アメリカで手術を行うためにはアメリカの医学学位が必要であることす

    『心臓の科学史 古代の「発見」から現代の最新医療まで』 心臓の謎に挑み続けた人類の物語 - HONZ
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    いの快感が忘れられない『人魚姫のごめんねごはん』 2018年11月19日 僕はありがたいことにべ物の好き嫌いがないので、お肉も野菜も大好物ですが、魚や貝といった海鮮も大好きです。 なにせ魚介類は種類も豊富だし、調理方法で味も千変万化。それこそ毎日べたって飽きません。...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
    zzzz130130
    zzzz130130 2016/05/02
    マンガ大賞受賞&最新刊発売記念『ゴールデンカムイ』ロングインタビュー~編集の大熊さんに聞いた面白さの秘密、野田先生のすごさ、ここだけのお話~VOL.1 - マンガHONZ
  • 知的興奮、大爆発!『生物はなぜ誕生したのか 生命の起源と進化の最新科学』 - HONZ

    生命がどのようにして誕生し、進化してきたのか?だれもが興味をいだくテーマだ。完全にわかるということはありえない。しかし、あたらしい技術が開発され、あらたな発見がなされ、次第に議論が収斂してきている。全地球凍結=スノーボールアース仮説の提唱者である地質生物学者著者ジョセフ・カーシュヴィンクと古生物学者ピーター・ウォードによるこのは、最新データを網羅してまとめあげられた最高の一冊だ。 原題は A New History of Life。生命の “新しい” 歴史として、三つの視点から生命の誕生と進化が描かれていく。その三つとは『環境の激変』、『単純な三種類の気体分子(酸素、二酸化炭素、硫化水素)』、『生物自体ではなく生態系の進化』。生物そのものよりも、その環境から生命の歴史が読み解かれていく。 我々の考え方というのは基的に保守的だ。だから、現在認められるプロセスが過去にもあてはまる、とする「

    知的興奮、大爆発!『生物はなぜ誕生したのか 生命の起源と進化の最新科学』 - HONZ
  • 『生物はなぜ誕生したのか 生命の起源と進化の最新科学』 - HONZ

    作者:ピーター・ウォード、ジョゼフ・カーシュヴィンク 翻訳:梶山 あゆみ 出版社:河出書房新社 発売日:2016-01-14 書はピーター・ウォード/ジョゼフ・カーシュヴィンク著、A New History of Life: The Radical New Discoveries about the Origins and Evolution of Life on Earth(Bloomsbury, 2015)の全訳である。 著者の一人ウォードは地球科学および宇宙科学の研究のかたわら、これまで多数の著作を発表し、日でも六作が紹介されている。とくに、酸素濃度の変遷が進化や絶滅の原因となったという説や、生命は自滅的な性質を内包しているという「メデア仮説」、そして地球生命は宇宙で唯一ではないものの非常に稀だという「レアアース仮説」で知られる。書は、ウォードの研究の現時点での集大成というべき

    『生物はなぜ誕生したのか 生命の起源と進化の最新科学』 - HONZ
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